別冊映画秘宝アメコミ映画完全ガイドスーパーヴィラン編 (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝) の感想

ホントに「紹介」。怪人カタログ以上のなにものでもありません。
アメコミ初心者には嬉しいのかなあ？　
初心者だってこんな豆知識、読んでも面白くもなんともないんじゃないかしらん。
お勉強だと思えばいや、それにしたって情報量（ヴィランの数）少なくておはなしにならないような気がします。
もっとひとりひとりにページ数を割り当てて深く掘り下げるか、
逆に割り切って簡単な紹介に留めて頭数を増やすか、どちらかにしないと箸にも棒にも引っかからないんじゃないかと。

「アメコミに登場する数千体のヴィラン完全網羅」
「現在の倫理では許容されない封印設定ヴィラン特集」
「キャプテンアメリカと戦ったヴィラン・日本軍について」
「ヴィランとヒーロー、禁断の恋愛ソープオペラ特集」
「雌猫ヴィラン10選」
「最強ヴィラン決定戦」
それくらいやってくれても良かったんじゃないでしょうか。
秘宝って、企画の切り口で勝負する本だったと思うんですが。

本当に思い入れのある大好きな作品についてはたいがい語り尽くしてしまい
もう書く事も無いので「男泣き！」とか「ボンクラ！」とか身内でプロレスをやって遊んでいる
ぬるま湯の中でこいた屁みたいになって久しい映画秘宝本誌。
別冊はそれでも気合いの入った研究本を届けてくれている印象があったのですが、たいへん残念です。0