天皇の料理番 上 (集英社文庫) の感想

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参照データ

タイトル天皇の料理番 上 (集英社文庫)
発売日2015-04-03
製作者杉森久英
販売元集英社
JANコード登録されていません
カテゴリ文学・評論 » 文学賞受賞作家 » 直木賞 » 26-50回

購入者の感想

 もうよく御存じだと思いますが、「天皇の料理番」は、初代主厨長として半世紀以上昭和天皇の台所を預かり、
 日常の食事と宮中饗宴の料理をつかさどり、天皇の料理番として著名な秋山徳三(1888年8/30~1947年7/14)をモデルとした 
 直木賞作家、杉森久英の著した伝記小説です。
 もちろんフィクションですから、主人公の名前を篤蔵(本当は徳蔵)に変えたり、実家が料理屋でなかったり、女性関係、交友関係、 
 その他細部の設定は変更してありますが、大筋は、徳蔵の生涯をほぼ正確に描いていると思います。
 以下、ネタバレの部分がありますから、未読の人は注意してください!!
 小さい頃、禅寺に修行に出されますが、追い出され実家に戻ります。
 養子先が仕出し料理屋をしていたことから、陸軍の集会所で初めてカツレツに出会い、その味に衝撃を受け、西洋料理の道を志すことになります。
 そして、上京、華族会館の見習いとしてそのキャリアをスタートさせますが、上司のシェフとけんかし、紆余曲折を経て、
 精養軒で働き始めるところで、上巻は終了しています。
 なお、「天皇の料理番」ですが、TBS60周年特別企画として、佐藤健主演で現在放映されています。
 家内に面白そうだから見てみたら、と勧めたところ、やはり面白いと言っていました・・・私もそう思います。
 蛇足ですが、これは依然、同じくTBS系列でドラマ化されたことがあります。主演は境正章で、確かさんまさんも出ていたように記憶しています。
 DVD化はされていないようですが、かなり面白かった記憶があります。
 また、秋山徳三さんには自伝風のエッセイ「味」という著作があります・・・レヴューしています・・・・。
 中々面白い本で、気骨ある生粋の明治男の生き方が、ユーモアを交えて描かれています。
 興味ある方は是非ご一読を!!!
 

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