スターダスト の感想
参照データ
タイトル | スターダスト |
発売日 | 2014-05-07 |
アーティスト | ジョン・コルトレーン |
販売元 | ユニバーサル ミュージック |
JANコード | 4988005814760 |
Disc 1 : | スターダスト タイム・アフター・タイム ラヴ・ザイ・ネイバー ゼン・アイル・ビー・タイアード・オブ・ユー |
カテゴリ | ミュージック » ジャンル別 » ジャズ・フュージョン » モダンジャズ |
購入者の感想
初めて購入したのは何年前だろうか。その当時でさえ、購入前は「随分遠い昔の録音だな」と思ったものだ。でも、針を落として暫くすると、本当に耳を奪われてしまった。古臭いスイング・ジャズを予測していたのに、出てきた音は何とも云えない充実した演奏だったからだ。
先発のウィリー・スミスのアルトが猥褻一歩手前の音色でテーマを奏で、トランペット、テナーサックスのソロを挟みスラム・スチュアートが必殺のベース・ソロを見せる。ピアノとギターのソロのあとは、御大ライオネル・ハンプトンの登場だ。最近のヴァイブ奏者にはない、余韻を残さない乾いた音を重ねていく。演奏は徐々に熱気を帯び、聴き手はハンプトンの見せる演奏、もしくは、ハンプトンそのものに一方的に圧倒されっぱなしだ。
別段、ドラムが馬鹿叩きをするわけではないし、管楽器によるブローイング・セッションが行われるわけでもない。ただ、しっかりとしたリズムの上を、ハンプトンが熱い演奏を重ね、落とし前をつけた後に見事に収束するだけ。
この演奏を聴くと、録音年代なんて全く当てにならないなと思ってしまう。本物はいつの時代も、何年時が経っても、輝きを失わない。もし、誰かに本気で「ジャズという音楽で本当に素晴らしい演奏を聴かせてよ」なんてことを訊かれたら、多分、頭の中に浮かび上がってくる幾枚かのアルバムの一つであることは間違いない。
一生の宝となるえるアルバムです。
先発のウィリー・スミスのアルトが猥褻一歩手前の音色でテーマを奏で、トランペット、テナーサックスのソロを挟みスラム・スチュアートが必殺のベース・ソロを見せる。ピアノとギターのソロのあとは、御大ライオネル・ハンプトンの登場だ。最近のヴァイブ奏者にはない、余韻を残さない乾いた音を重ねていく。演奏は徐々に熱気を帯び、聴き手はハンプトンの見せる演奏、もしくは、ハンプトンそのものに一方的に圧倒されっぱなしだ。
別段、ドラムが馬鹿叩きをするわけではないし、管楽器によるブローイング・セッションが行われるわけでもない。ただ、しっかりとしたリズムの上を、ハンプトンが熱い演奏を重ね、落とし前をつけた後に見事に収束するだけ。
この演奏を聴くと、録音年代なんて全く当てにならないなと思ってしまう。本物はいつの時代も、何年時が経っても、輝きを失わない。もし、誰かに本気で「ジャズという音楽で本当に素晴らしい演奏を聴かせてよ」なんてことを訊かれたら、多分、頭の中に浮かび上がってくる幾枚かのアルバムの一つであることは間違いない。
一生の宝となるえるアルバムです。
コルトレーンは何と言ってもJAZZ界の巨星。マイルスに見いだされてからの驚異的な成長と、その後のモダンJAZZに残した彼の足跡は神がかり的なその演奏スタイルも含め、誰も否定できるものではありません。 したがい、JAZZ評論の中でも特別なカテゴリーで語られる事が多いことや、熱狂的なファンを持つのもコルトレーンならではの特徴でしょう。
このアルバムのレコーディングが行われた1958年の彼の演奏はまだまだ技術的にも、理論的にも未熟で荒削りな演奏かもしれません。でも音楽を音楽として楽しむならば、このころから62年の名盤「バラード」につながるコルトレーンのスタンダード演奏のアルバムはどれも魅力があります。メロディーを大切にした彼の演奏は聴いていて、誰もが趣味のいいJAZZと思うのではないでしょうか。
彼にしか出せないサックスの音色が乗ったスタンダードナンバーはインストゥルメントだけでももちろん素晴らしいですし、J,ハートマンの男性ヴォーカルに合わせたコラボも素晴らしい。 僕にとってのコルトレーンは誰がどう言おうともスタンダードをやっているコルトレーンです。
このアルバムのレコーディングが行われた1958年の彼の演奏はまだまだ技術的にも、理論的にも未熟で荒削りな演奏かもしれません。でも音楽を音楽として楽しむならば、このころから62年の名盤「バラード」につながるコルトレーンのスタンダード演奏のアルバムはどれも魅力があります。メロディーを大切にした彼の演奏は聴いていて、誰もが趣味のいいJAZZと思うのではないでしょうか。
彼にしか出せないサックスの音色が乗ったスタンダードナンバーはインストゥルメントだけでももちろん素晴らしいですし、J,ハートマンの男性ヴォーカルに合わせたコラボも素晴らしい。 僕にとってのコルトレーンは誰がどう言おうともスタンダードをやっているコルトレーンです。