六つの希望 吉祥寺探偵物語 (双葉文庫) の感想

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参照データ

タイトル六つの希望 吉祥寺探偵物語 (双葉文庫)
発売日2014-10-16
製作者五十嵐 貴久
販売元双葉社
JANコード9784575517163
カテゴリ » ジャンル別 » 文学・評論 » ミステリー・サスペンス・ハードボイルド

購入者の感想

ジジイとババア6人で、コンビニをジャックする。老人による浅間山荘(ちょっと違う)事件か。奇想天外とも言える出だしで始まる。

コンビニの店員とお客を人質に、5つの要求を突きつける。その要求が、1つずつ達成されていく。その過程で、コンビニ店員の主人公と警察の知り合いとの連絡内容が、織り交ぜられていく。

要求が達成されるたびに、その要求の理由背景が明らかにされていき、内容によって、ホロリとさせられたり、自分の思い出と重ねあわせて、懐かしさにしたることも出来る。
要求内容の背景が明らかになるに連れ、日本が抱えている高齢化問題、老人福祉についても考えさせられる内容になっている。私も、違和感を抱いていたことだが、老人ホームで、よく童謡や唱歌を歌っている老人たちがテレビで放映される。年を取ったら、自分はこんな歌唄いたくはないよなぁ、と思うし、皆楽しいのだろうか?と思っていた。この作品を読んで、やっぱりそうだよなぁ、と思った。

その他にも、作者はうまい具合に物語の展開に織り交ぜて、問題提議をしているように感じられた。老人問題に関心のない人でも、ストーリーは面白いので、一読の価値はあると思う。

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