燃える沖縄 揺らぐ安保―譲れるものと譲れないもの の感想
参照データ
タイトル | 燃える沖縄 揺らぐ安保―譲れるものと譲れないもの |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 知花 昌一 |
販売元 | 社会批評社 |
JANコード | 9784916117151 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門 |
購入者の感想
反戦地主としての運動が実り、自身の所有する土地のある疎辺通信所の撤去を勝ち取った著者。著者の反基地、反戦の運動の原点の一つとして、チビチリガマでの「集団自決」の生存者の聞き取りの活動がある。沖縄の人々の反基地の姿勢に「左翼」「アカ」「反日」などとレッテルを貼りたがる人もいるようだ。しかし、沖縄の人々の姿勢の根底に沖縄戦の経験があることを理解しなければ、日米政府も本土の人間も「振興策とひきかえで基地を受け入れろ」とか「抑止力のために基地が必要」などと的外れな議論が今後も続くことになってしまう。普天間基地問題をめぐって2010年4月25日には大規模な県民大会が開催され、その翌月には豪雨の中で普天間基地包囲行動が成功し、そして鳩山首相は退陣に追い込まれた。今も沖縄は燃え、日米安保は危機を迎えている。