昔日の客 の感想
参照データ
タイトル | 昔日の客 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 関口 良雄 |
販売元 | 夏葉社 |
JANコード | 9784904816011 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 本・図書館 » 図書館情報学 |
購入者の感想
全ての(古)本好きに読んでほしい、古本屋の店主関口良雄氏による遺稿集(1978年)の復刻版ですが、装丁も口絵も裏表紙も素晴らしい。
丁寧ながらも品がありユーモアがある文体、古本とその持ち主に対する愛情、当時一流の作家との豊かな交流、読んでいて気持ちが非常にほっこりしました。
ふるさとと親父の思い出を綴った「父の思い出」、貰い物の洋服と私のことをよく知っている合着の「洋服二題」、風呂敷を持って古本を引き取りに行って蜜柑を詰めて帰ってきた「二人の尾崎先生」、霊前に故人が気に入ってくれたシュークリームを供えた「大山蓮華の花」、芥川賞をとった野呂邦暢の電話から始まる「昔日の客」、などなど、ゆっくりと落ち着いた環境で、何回もまた読みたくなる随筆集でした。
丁寧ながらも品がありユーモアがある文体、古本とその持ち主に対する愛情、当時一流の作家との豊かな交流、読んでいて気持ちが非常にほっこりしました。
ふるさとと親父の思い出を綴った「父の思い出」、貰い物の洋服と私のことをよく知っている合着の「洋服二題」、風呂敷を持って古本を引き取りに行って蜜柑を詰めて帰ってきた「二人の尾崎先生」、霊前に故人が気に入ってくれたシュークリームを供えた「大山蓮華の花」、芥川賞をとった野呂邦暢の電話から始まる「昔日の客」、などなど、ゆっくりと落ち着いた環境で、何回もまた読みたくなる随筆集でした。