神農本草経解説 の感想

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参照データ

タイトル神農本草経解説
発売日販売日未定
製作者森 由雄
販売元源草社
JANコード9784906668854
カテゴリ »  » ジャンル別 » ノンフィクション

購入者の感想

上巻120、中巻120、下巻125種類の「最古」に分類される生薬解説書です。
漢文の読み下し分のようですが、正体が不明なものもあれば、現在の生薬名がわかっているものまで、注釈つきで解説されており、面白いです。

アロマテラピーやメディカルハーブなどの試験の歴史関連で、東洋というと必ず上がる書だったので、好奇心に勝てずに読んでみました。

上、中、下、の巻わけは、君薬(主に病気を治す生薬)、臣薬(主に君薬の薬効を助けるもの)、佐使薬(副作用が多く長期服用に向かないもの)という驚くべきものです。
当時すでに薬の作用、副作用だけではなく、薬効を高めるための補佐する生薬まで(おそらく疫学的検証によって)分類されていたわけです。

読んでいて、多いなぁと感じたのが
「寄生虫」と「イ〇ポテン〇」、「婦人病」、膿瘍を含む「皮膚病」への効果を謳う生薬。
現在薬局で手に入る風邪薬や胃腸薬、脂肪燃焼目的の漢方製剤と異なり、強壮目的と外用薬的な働きの生薬の多さに驚きます。

神農本草経にスポットを当てたのが素晴らしい。中薬学に加えて非常に参考になる。柴胡は上品なのかと新しい発見もある。条文の解説は語句の説明だけだが読み手の対象を考えるとこれで十分。0

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