午前零時の自動車評論9 の感想

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参照データ

タイトル午前零時の自動車評論9
発売日2015-04-21
製作者沢村慎太朗
販売元文踊社
JANコード9784904076477
カテゴリ » ジャンル別 » 趣味・実用 » 車・バイク

購入者の感想

第1巻めで心を鷲づかみにされ、9巻目まで読んでしまった。
もう沢村さん無しでは生きていけない体にされてしまった・・・・・(笑涙)
内容の好きずきはあっても全巻ともレベルはビシッと揃っていて、よくもこれだけ緻密な文章を書くものだと感心する。
ただ、9巻まで読んでみて、この沢村さんって人は、自動車評論家としての宿痾なのかもしれないが、ちょっと常人を飛び越えた領域に入り込んでいて、普通の人はここまで車を分析的に見れないし、運動性能を構造に立ち返って理解することも難しいので、本当にそうなのかとか、ただ「あ~」としか言葉が出ない部分も多い。
共感性を求めるなら高額な車を所有し相当な修練をつんだ人間にしか理解出来ない話も多いと思う。
文章内に高機動という言葉がよく出てくるが、一般道での高機動がどの程度の速度域なのか大体察しが付くが、呉々も死なないで欲しいと切に思ってしまう。
自動車評論と言いながら、歴史や構造に遡って、そのくるまの挙動や姿を語っているので、評論と言うより文化論的な領域まで入り込んだ読み物だと思うし、ここまで書ける自動車評論家を他に知らない。
それと現代日本では小説家でも使わないような難しい漢字も沢山使うので、漢字の勉強にもなる!(ちなみに宿痾(シュクア)はマネして使ってみました)
まあ、理系の人間で自動車に限らず中身のある本を読みたいと思った方は9巻まとめての大人買いも絶対に失望させないことは保証します。
ネット上の配信であるFMOがソースなのでそちらも読みたいとは思うが、単純なテキスト形式らしいので、PCでこれだけの文書を読むのもシンドイし、書籍と内容がダブるのも残念なので、せめて電子ブック形式で書籍並みの体裁で配信してくれたらとは思います。

どうして今まで評論が無かったのかが不思議でした。読んでいて「なるほど」「そうそう」と思うとともに沢村さんの評価の的確さや鋭さに感心しました。ジムニーに乗る方にはお薦めです。「幸せの麦ごはん」に続くラストの例え方も好きです。

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