L.A.CONFIDENTIAL-ブルーレイ・エディション- [Blu-ray] の感想
参照データ
タイトル | L.A.CONFIDENTIAL-ブルーレイ・エディション- [Blu-ray] |
発売日 | 2009-01-29 |
監督 | カーティス・ハンソン |
出演 | ラッセル・クロウ |
販売元 | 東北新社 |
JANコード | 4933364920027 |
カテゴリ | DVD » ジャンル別 » 外国映画 » ドラマ |
購入者の感想
ジェイムズ・エルロイ原作の,1950年代のロス市警を舞台とした,見応えのある重厚な刑事ドラマです。
エルロイは,組織に巣くう闇の裏側を描く作品を得意とする作家で,本作でも正義感を持つ新米エリート刑事エド(ガイ・ピアース)に対し,大物刑事ダドリー・スミス(ジェームズ・クロムウェル)が刑事の条件として次のように諭します。
「証拠を捏造すること,暴力を使って自白を得ること,更正の見込みがない犯人を後ろから撃つこと,それらができないのなら刑事にはむかないということだ」
本作の脚本は,原作のいいところは生かしつつ,キャラクターの設定を一部変え,それが映画的に良い方向で巧くまとめており,見応えのある作品となっています。
そして,直情型のラッセル・クロウも素晴らしいのですが,個人的には,なんとも飄々としたケビン・スペイシーの存在感が目を惹きます。
ケビン・スペイシーは「アメリカンビューティー」「ユージュアル・サスペクツ」「セヴン」といずれも全く違った役柄ながらもケビン・スペイシーならではの記憶に残る存在感を示しており,注目する俳優の一人です。
今回数年ぶりに鑑賞し直してみましたが,やはり何度観ても惹きつけられる,脚本,演出,俳優の演技と三拍子がそろった良質な刑事ドラマといえるでしょう。
エルロイは,組織に巣くう闇の裏側を描く作品を得意とする作家で,本作でも正義感を持つ新米エリート刑事エド(ガイ・ピアース)に対し,大物刑事ダドリー・スミス(ジェームズ・クロムウェル)が刑事の条件として次のように諭します。
「証拠を捏造すること,暴力を使って自白を得ること,更正の見込みがない犯人を後ろから撃つこと,それらができないのなら刑事にはむかないということだ」
本作の脚本は,原作のいいところは生かしつつ,キャラクターの設定を一部変え,それが映画的に良い方向で巧くまとめており,見応えのある作品となっています。
そして,直情型のラッセル・クロウも素晴らしいのですが,個人的には,なんとも飄々としたケビン・スペイシーの存在感が目を惹きます。
ケビン・スペイシーは「アメリカンビューティー」「ユージュアル・サスペクツ」「セヴン」といずれも全く違った役柄ながらもケビン・スペイシーならではの記憶に残る存在感を示しており,注目する俳優の一人です。
今回数年ぶりに鑑賞し直してみましたが,やはり何度観ても惹きつけられる,脚本,演出,俳優の演技と三拍子がそろった良質な刑事ドラマといえるでしょう。