The Withered Arm: 400 Headwords (Oxford Bookworms Library) の感想

Oxford Bookworms LibraryシリーズのStage 1（400語レベル）
総語数5,735語 YL 2.0

イギリスの作家Thomas Hardyの短編小説、The Withered Armの
リトールド版である。Bookwormsシリーズらしく、全体を通して
読みやすい英語で書かれている。

Mr. Lodgeという、大地主とかつて恋に落ち間に一人の息子をもうけた
主人公Rhoda。しかし、時と共にRhodaの容姿が衰えてくると、Mr. Lodgeは
あっさりと妻を捨て、若い女性Gertrudeと結婚をする。

しかしある晩、Gertrudeは悪夢にうなされ、その晩に腕に指の跡のような
アザができてしまう。それ以来、腕はか細くなっていき生気を吸い取られて
いくような状態になる。医者に見せても原因不明で、呪いの仕業だともいわれる。
そこで、ある賢者を訪ねたところ、一つの治療方法を提示される。
自分の腕が醜くなっていくことで、夫の愛情の希薄化を感じるGertrudeは…。

腕のアザができた謎と治療に翻弄され、最後にはRhoda、その息子、Gertrude、
Mr. Lodgeそれぞれが絡み合い、それぞれの結末を迎える。

登場人物の数も多くなく、筋もしっかりしているので、分かりやすい英語と
共に、楽しんで読める。