連邦準備制度と金融危機―バーナンキFRB理事会議長による大学生向け講義録 の感想
参照データ
タイトル | 連邦準備制度と金融危機―バーナンキFRB理事会議長による大学生向け講義録 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ベン バーナンキ |
販売元 | 一灯舎 |
JANコード | 9784903532851 |
カテゴリ | ビジネス・経済 » 経済学・経済事情 » 各国経済事情 » アメリカ・カナダ・オーストラリア |
購入者の感想
バーナンキFRB議長が今年春(2012年3月)にジョージ・ワシントン大学で行った4回の授業の講義録。
第1回はFRBの起源と任務で、1914年の設立の経緯や大恐慌時の金融政策について話しています。
第2回は第2次大戦後からグリーンスパン議長時代に及ぶ約60年に関する歴史です。
第3回と第4回は自身が議長になってからのこと。特にリーマンショックとその後の状況と金融政策
対応について、臨場感を持ってわかりやすく説明しています。
かつてプリンストン大学で教授職についていただけに、学生向けの説明が平易で上手です。
この本は250ページのソフトカバーですが、これを読めば過去1世紀のアメリカの金融政策を
大づかみにできると思うほど、コンパクトにまとまった授業です。
そして、各回で講義後に学生から質問を受け付けるのですが、学生が日頃から良く勉強している
らしい素晴らしい質問内容です。この姿は是非学びたいと感じました。
日本の大学生や若手金融実務者には是非読んでほしい一冊です。
そして、白川総裁も同様に講義をしてほしいです。
第1回はFRBの起源と任務で、1914年の設立の経緯や大恐慌時の金融政策について話しています。
第2回は第2次大戦後からグリーンスパン議長時代に及ぶ約60年に関する歴史です。
第3回と第4回は自身が議長になってからのこと。特にリーマンショックとその後の状況と金融政策
対応について、臨場感を持ってわかりやすく説明しています。
かつてプリンストン大学で教授職についていただけに、学生向けの説明が平易で上手です。
この本は250ページのソフトカバーですが、これを読めば過去1世紀のアメリカの金融政策を
大づかみにできると思うほど、コンパクトにまとまった授業です。
そして、各回で講義後に学生から質問を受け付けるのですが、学生が日頃から良く勉強している
らしい素晴らしい質問内容です。この姿は是非学びたいと感じました。
日本の大学生や若手金融実務者には是非読んでほしい一冊です。
そして、白川総裁も同様に講義をしてほしいです。