ユルかしこい身体になる 整体でわかる情報ストレスに負けないカラダとココロのメカニズム の感想
参照データ
タイトル | ユルかしこい身体になる 整体でわかる情報ストレスに負けないカラダとココロのメカニズム |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 片山 洋次郎 |
販売元 | 集英社 |
JANコード | 9784087806083 |
カテゴリ | ジャンル別 » 暮らし・健康・子育て » 家庭医学・健康 » カイロプラクティック・整体 |
購入者の感想
この本は表紙だけを見ると、社会生活のストレスを軽減するためのハウツー本のように思えます。確かに巻末あたりに、有用なハウツーが列挙されていますが、それはいわばオマケであって、この本の画期的な部分は、そこではありません。この本は、人とのかかわりにおいても、ネットに接続しているときでも、とにかく身体が、外側からの刺激を受けるとき、つまり情報を受け取るとき、身体がどのように反応するかを、整体的視点で、非常に分かりやす説明した身体論です。情報に対する身体の反応が理解できれば、ストレスから心と身体を守る方法が、おのずと見えてくる。この本は、そういう構造になっています。著者は、骨盤や胸椎の外的刺激に対する反応は、感情の動きとリンクしていると言います。幼いころから高度な情報環境の中で暮らしてきた若者が、草食化しているように見える理由についても、著者は、過大な情報ストレスに適応するための胸椎と骨盤の反応という側面から、説明しきっています。著者の説をどこまで信じるかは人それぞれ意見が異なるでしょう。しかし、これまでにない画期的な身体論であるこは、ほとんどの人が認めるはずです。読み終えると、社会の見え方が変わります。自分の身体に対する感覚も変化します。現代に生きるすべての人に読んで欲しい本です。