糖質革命~がん、高血圧、糖尿病、うつ、花粉症、メタボ…現代病の原因は「低血糖症」にあった の感想

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本書を通じて、癌がブドウ糖を栄養源として増殖する事を初めて知る事が出来ました。
低血糖症と糖尿病に関しても、一般素人は混同しがちですが、この本では簡潔な言葉で分かりやすくそのメカニズムと糖質が身体に及ぼす悪影響を説明しています。

専門用語や難解な身体の仕組みについて触れている章では、理解するのに少々時間を要する部分もありますが、分からない箇所は多少読み飛ばし、第4章で低血糖症の全容を掴むと、そういう事だったのかと理解が深まると思います。

糖質＝悪（元来人間が摂取不要な物）という前提で書かれているので、
朝の果物、玄米を含めた炭水化物、はちみつ、100%ジュースですらNGとなっています。
健康に良いと思って大量に摂取して来た食べ物もかなり含まれているので、これも駄目なのか！と正に目から鱗の情報が盛りだくさんでした。

普段、摂取カロリーやコレステロール、塩分等に注意が行きがちな一般人にとって、「糖質制限」は随分と極端なアプローチだなと感じる所も否めませんが、実際に糖質制限している友人が余りにも若々しくエネルギッシュなので、そうした現実を目の当たりにしている自分にとっては、事実に裏打ちされた本物だと納得する事が出来ました。

糖質制限について、初めて手に取る一冊としてもお薦めです。