掟上今日子の推薦文 の感想

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参照データ

タイトル掟上今日子の推薦文
発売日販売日未定
製作者西尾 維新
販売元講談社
JANコード9784062194501
カテゴリ » ジャンル別 » 文学・評論 » ミステリー・サスペンス・ハードボイルド

購入者の感想

静かにじわじわと楽しめると、自分は思いました。
語り部も変わりましたし、次巻も「また新しい人なのか!」と妄想がふくらみます。

さて1日しか記憶が持たないという設定ですが、他の方が言っている通り上手く使えてるとは言えません。
今までの作品の言葉遊びがうまかったのでそう感じてしまう、期待してしまうのは否めません。
ですが自分は普通に面白いと感じますし、期待はしますがこのままの感じで進んでもかまいません。

語り部兼助手役が変更になるなど,始まりから少し驚かせてくれたシリーズの二作目.
今後も巻を重ねるたびに変わっていくのか,それともラストの様子から固定されるのか,
元々,登場人物の少ない作品でもあったため,ちょっと変わった楽しみができたようです.

さて,物語は全三章の二話構成ですが,一つ目が伏線を拾ってキレイに畳まれた反面,
二つ目の方は余計な情報が多めに感じられ,真相の究明などミステリの部分はともかく,
動機や思惑といった当事者の内側までは,登場がそれほどないこともあり強くは響かず….

また,記憶が保たないという設定が,前巻同様にあまり活きていないのは残念ですが,
顔見せを済ませ,落ち着いて語る本巻と好意的に捉え,次の巻での期待としたいところ.
併せて,彼女とその背景についても,それほど掘り下げられることはありませんでしたが,
コミカルさや意外な姿も描かれたりと,徐々にキャラクタが固まりつつある印象を受けます.

キャラクタといえば,やはり気になるのは彼女を描いたスケッチに触れられる最後.
刊行当初から話題に挙がっていた,『なんでも知っている委員長』と同一人物なのか,
はたまた,そのウワサを逆手に取った著者のお遊びなのか,こちらも気にさせられます.

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