すでに愛の中にある―個人のすべてを失ったとき、すべてが現れる(覚醒ブックス) の感想

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参照データ

タイトルすでに愛の中にある―個人のすべてを失ったとき、すべてが現れる(覚醒ブックス)
発売日販売日未定
製作者大和田菜穂
販売元ナチュラルスピリット
JANコード9784864511599
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 哲学・思想 » 形而上学・存在論

購入者の感想

この手の本を多く読んできた。実際に覚者と呼ばれる人に会ったこともある。
真の覚醒とは何なのか、私には到底わからない。
ただひとつ言えることは、私が出会った覚者には、深い度量と愛があった。
その愛とは、もちろん愛情ではない。それは真我の愛と言われるものであろう。

一見、大和田さんは真我の愛を体現しているかに思えた。
真の愛とは、厳しさの中にこそ現れるからだ。
大和田さんの一貫した主張は、完膚無きまでに私を打ちのめした。真の愛とはこれかと思った次第である。
そして大和田さんの言葉を何度も噛み締めた。
しかしながら、何かひっかかりがあった。大和田さんの言葉は、どこか軽い。上滑りしている。
(これは私の勝手な感想だ。私はまだまだ未熟であるが故に、もし間違っていたらご勘弁願いたい)

大和田さんの言葉は、確かに胸に突き刺さる。それが何と言おうものか、
自分が傷つけられたかのように感じたのだ。
私が出会った覚者も、一見相当に厳しいことを言う。
しかし、どんなに厳しい言葉を吐かれようが、それは決して傷にはならない。
うまく言えないが、愛がある。自分の中でどこか納得できるところに深く刺さる。
私にとっては、それが真の愛に思えてならない。
大和田さんからは、真の愛が感じ取れなかった。

大変失礼ながらも、正直に書かせていただいた。
この本に出会わせていただいたことで、真の愛について考える機会をいただいた。
大和田さんに心から感謝の意を表する。

結局、シフトが起こらない限り「私」は消えない。
それまで探求は続く。
シフトは起こるかもしれないし、起こらないかもしれない。
それはコントロールできるものではない。
何回読んでも、「私」がいる限りこの本を理解することはできないと思うので、
もどかしさとあきらめのようなものを感じます。

作者の大和田さんのことはあまりよく知らなかったのですが、ナチュラルスピリットの新刊ということでとりあえず購入。
装丁の印象としては女性向きの軽い感じで、最近よくあるいわゆる引き寄せの法則関係の本かなと思いながら読んでみると全然違っていました。

本自体はページ数もそれほどなく、さっと読めば2時間ほどで読めますが、1回の通読のみではなく何度か読みたいような内容です。
前半は彼女の言葉が綴られており、後半は海外での講演、スカイプでの質問者との質疑応答になっています。

甘口のやりとりではなく、救いがないくらいの断定的な言葉でバサバサと切り捨てていくところが痛快です。
前半はそれほど感じませんでしたが、後半外国語からの書き起こしなのか、多少わかりにくい言い回しもありますが、もともとわかりやすい内容ではないし意味が途切れているわけではないので問題はありません。

日本の方の書いたこういった文章は、翻訳本に比べると、意味がすぅっと入ってくるような気がします。
くれぐれも表紙の印象に騙されないように。
よくあるタイプの軽い本ではありません。

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