進撃の巨人（１６） の感想

巨人同士の戦いが、これからのクライマックスへ向けて連続していく気がします。世界の秘密のおおまかな部分が公開され、エレンが今一度、自信の矛盾と向き合います。そして、彼を信じた仲間のために戦おうとしています。

彼を救うため、多くの人の血が流れるのは、いつものパターン。でも、そのエレンが絶望の選択をする今回は、いつもと様相が変わっていて良いですね。ただ、それは、この後に来る怒涛のクライマックスを予感させます。そのために超えなければならないことは、もっとあるのでしょうが。主要人物たちの大きな決意が迫られる巻となっています。

絶望的な未来が、少しずつ希望のある未来に成るのか、それは、おそらくエレンの家の地下にある秘密によるのでしょう。でも、世界の成り立ちが「絶望ありき」である以上、立ち向かう人たちの困難は、壮絶を極めそうです。

人間同士の戦いは、次巻で決着しそうですね。個人的には、ドンドン興味をそそられる展開になりつつあります。期待していいいですよ。

徐々に解き明かされていくなぞ、そして個々のキャラクターの見せ場、読んでいてすぐに物語に引き込まれます！

編集者さんは、凄い人材を見つけたと思います!!
ありがとうございます!!