ベスト・オブ・マディ・ウォーターズ +8 の感想
参照データ
タイトル | ベスト・オブ・マディ・ウォーターズ +8 |
発売日 | 2001-08-22 |
アーティスト | マディ・ウォーターズ |
販売元 | ユニバーサル インターナショナル |
JANコード | 4988005279026 |
Disc 1 : | アイ・ジャスト・ウォント・トゥ・メイク・ラヴ・トゥ・ユー ロング・ディスタンス・コール ルイジアナ・ブルース ハニー・ビー ローリン・ストーン アイム・レディ フーチー・クーチー・マン シー・ムーヴス・ミー アイ・ウォント・ユー・トゥ・ラヴ・ミー スタンディング・アラウンド・クライング スティル・ア・フール アイ・キャント・ビー・サティスファイド ローリン・ストーン (別テイク) フーチー・クーチー・マン (別テイク) ローリン・アンド・タンブリン (パート1) (日本盤のみのボース・トラック) ローリン・アンド・タンブリン (パート2) (日本盤のみのボース・トラック) ベイビー・プリーズ・ドント・ゴー (日本盤のみのボーナス・トラック) マニッシュ・ボーイ (日本盤のみのボーナス・トラック) ルック・ホワット・ユーヴ・ダン (日本盤のみのボース・トラック) ガット・マイ・モジョー・ワーキン (パート2) (日本盤のみのボーナス・トラック) |
カテゴリ | » ミュージック » ジャンル別 » ロック |
購入者の感想
これは恐らく最も有名なブルースのアルバムであり、同時に傑作だという事は恐らく未聴の方でも知っているくらいだろう。
現にその通りであり、例えそれぞれ好みはあれど、ブルースの魅力が恐るべき高密度で凝縮されている事はオールドデルタ好きだろうがモダン好きだろうがブルースに慣れ親しんだリスナーなら満場一致でにやけ顔という代物である。
周知のようにブルースはほとんどが定型句で成り立つ音楽であり、和声展開やメロディアスさに焦点はない。そのため、ブルースマンごとのクセや個性、声質、細かいタメのタイミング、さらには録音の質だとか本人の体調だとかやる気とかというあたりが否応なくレコードからは目立ってくる。いわばその人そのものがドキュメントされているようなものだから、ブルースが生々しいとか現場とかと形容される所以はまさにここだろう。このマディーという人はブルースマンの中でも一際重く図太い音を出すシカゴの王様だ。歌いっぷりも豪快でその男っぷりを見せつけられる。おまけにこのアルバムはよりによって歩くよりも遅く息を殺し這うようなダウンホーム系のスローテンポの応酬である。図太く重く豪快、これはたまったもんじゃない。
もし入門の方で軽さやリズム感を求めるならサニーボーイなどを最初に聴く方がよほど聴きやすい(←ただし強烈)。それも好みだ。
だが、最初から究極で行きたいという方、待っておりました。何を隠そう、初めてブルースのコーナーに立ち、選んだCDが正にこれだった私は出だしからいきなりビビらされてしまったものだ。
だがあれ以来、いつでもここに帰ってきた。あれだけビビっていた音も、時と共にその表情を変えながらねんごろの仲となり、CDジャケットも気づけば使い込まれたダメージ感で他のCDを威圧している、さすがだ。
50年代シカゴブルース最高の瞬間が記録されたCDが部屋にあるとお化けも怖くない。
現にその通りであり、例えそれぞれ好みはあれど、ブルースの魅力が恐るべき高密度で凝縮されている事はオールドデルタ好きだろうがモダン好きだろうがブルースに慣れ親しんだリスナーなら満場一致でにやけ顔という代物である。
周知のようにブルースはほとんどが定型句で成り立つ音楽であり、和声展開やメロディアスさに焦点はない。そのため、ブルースマンごとのクセや個性、声質、細かいタメのタイミング、さらには録音の質だとか本人の体調だとかやる気とかというあたりが否応なくレコードからは目立ってくる。いわばその人そのものがドキュメントされているようなものだから、ブルースが生々しいとか現場とかと形容される所以はまさにここだろう。このマディーという人はブルースマンの中でも一際重く図太い音を出すシカゴの王様だ。歌いっぷりも豪快でその男っぷりを見せつけられる。おまけにこのアルバムはよりによって歩くよりも遅く息を殺し這うようなダウンホーム系のスローテンポの応酬である。図太く重く豪快、これはたまったもんじゃない。
もし入門の方で軽さやリズム感を求めるならサニーボーイなどを最初に聴く方がよほど聴きやすい(←ただし強烈)。それも好みだ。
だが、最初から究極で行きたいという方、待っておりました。何を隠そう、初めてブルースのコーナーに立ち、選んだCDが正にこれだった私は出だしからいきなりビビらされてしまったものだ。
だがあれ以来、いつでもここに帰ってきた。あれだけビビっていた音も、時と共にその表情を変えながらねんごろの仲となり、CDジャケットも気づけば使い込まれたダメージ感で他のCDを威圧している、さすがだ。
50年代シカゴブルース最高の瞬間が記録されたCDが部屋にあるとお化けも怖くない。