Dragonfly: Nasa and the Crisis Aboard Mir の感想
参照データ
タイトル | Dragonfly: Nasa and the Crisis Aboard Mir |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | Bryan Burrough |
販売元 | Perennial |
JANコード | 9780060932695 |
カテゴリ | » 洋書 » Special Features » all foreign books |
購入者の感想
ソ連崩壊後、アメリカと共同で行った宇宙計画の実録。ロシアは金欠で宇宙省は極貧状態で映画やCMなどで資金を捻出していて大変だったらしい。そんなところでアメリカと組んで、宇宙計画をやることに。アポロ以降一時期は黄金期だったらしいが。アメリカ人宇宙飛行士がロシア語を勉強したり、ソ連の宇宙都市「星の街」に滞在したりするが、文化や技術の違いなどから軋轢も絶えない。ロシアも国際協力もいいが、独自の宇宙計画をやりたいという連中も少なくない。ソ連時代もアポロとソユーズで二国で共同していた時期もあったが、宇宙大国である米露二カ国が本格的に共同して宇宙開発をやるノンフィクションである。アメリカは世界一だと思っていたが、事故も多発して、宇宙船も壊れるものだということを学習していく。ロシアの場合壊れる前提でやっていたためタフさがアメリカとは違うらしい。この共同開発の後に国際宇宙ステーションいわゆるISS計画へとつながっていくのだ。
ここら辺は宇宙開発の歴史上は停滞期のようにも見え、政治や国際情勢の変動により計画も紆余曲折を経ていく。なぜ宇宙開発は停滞してしまったのかというヒントになるかもしれないし、この時代の本も読んでみるべきだろう。
ここら辺は宇宙開発の歴史上は停滞期のようにも見え、政治や国際情勢の変動により計画も紆余曲折を経ていく。なぜ宇宙開発は停滞してしまったのかというヒントになるかもしれないし、この時代の本も読んでみるべきだろう。