Paper Towns の感想
参照データ
タイトル | Paper Towns |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | John Green |
販売元 | Speak |
JANコード | 9780142414934 |
カテゴリ | » 洋書 » By Publisher » Penguin Books |
購入者の感想
The Fault in Our Stars やLooking for Alaskaの著者、John Greenの作品。雰囲気としては非常にLooking for Alaskaに似ている。
冴えない高校3年生のQuentinは、同じようなイケてないBenやRadarとそれなりの高校生活を送っている。卒業を間近に控えたある日、隣人のイケてる女の子、Margoが突然「今夜、手を貸してよ」と頼んでくる。二人は幼少期、トラウマにさえ成りうる「ある奇異な体験」をともにしているのだが、そんな体験を思い出しながら、Quentinは密かに想いを寄せるMargoの頼みを断りきれずに、Margoの「イタズラ」に加担することになる。だが、その後Margoは姿を消し、Quentinは仲間らとMargoを探し始める。さしずめ、Looking for Margoと言ったところか・・・。
著者特有のピリリと辛いウィットは秀逸だし、そこここにヤマもありテンポも良いのだが、それでもやや冗長な気がする。Margoが思い悩みながらアイデンティティを模索するあたり、十代特有の揺れる心をうまく捉えてはいるのだけれど、それだけに大人になってから読むのはちょっとキツイかな。Margoの家出などは、親の視点で読んでしまうので、Margoが単なる自己中心的な若者に見えてしまい、残念。Looking for AlaskaやFault in our Starsの方が良かった。
冴えない高校3年生のQuentinは、同じようなイケてないBenやRadarとそれなりの高校生活を送っている。卒業を間近に控えたある日、隣人のイケてる女の子、Margoが突然「今夜、手を貸してよ」と頼んでくる。二人は幼少期、トラウマにさえ成りうる「ある奇異な体験」をともにしているのだが、そんな体験を思い出しながら、Quentinは密かに想いを寄せるMargoの頼みを断りきれずに、Margoの「イタズラ」に加担することになる。だが、その後Margoは姿を消し、Quentinは仲間らとMargoを探し始める。さしずめ、Looking for Margoと言ったところか・・・。
著者特有のピリリと辛いウィットは秀逸だし、そこここにヤマもありテンポも良いのだが、それでもやや冗長な気がする。Margoが思い悩みながらアイデンティティを模索するあたり、十代特有の揺れる心をうまく捉えてはいるのだけれど、それだけに大人になってから読むのはちょっとキツイかな。Margoの家出などは、親の視点で読んでしまうので、Margoが単なる自己中心的な若者に見えてしまい、残念。Looking for AlaskaやFault in our Starsの方が良かった。
Makes you think about how much you really know someone and if your projections of that person reflect the real them or not.