基本古語辞典 新装版 の感想

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参照データ

タイトル基本古語辞典 新装版
発売日販売日未定
製作者小西 甚一
販売元大修館書店
JANコード9784469021196
カテゴリ人文・思想 » 言語学 » 日本語・国語学 » 日本語研究

購入者の感想

既にレビューされている皆さまのものでほぼ尽きていると思われます。どのように見るか、小西先生が受験生に向けて書いた重要単語集プラスアルファ、学習向け古語辞典、また歴史的意義についてや二色刷りでの本格的な復刊でない点。そこで極めて個人的にユーザーとしてこの辞書が好きか?という観点でレビューしたいと思います。やはりこの辞書は好きです。デイリーコンサイスくらいの判型、国語の新明解の山田先生のような作る人の顔の見えるような、そんな単語集、辞書ではないかと思います。高校生の頃、これだけはダメだ、学習用には勧められないと言われながら重厚な装丁に惹かれ「岩波古語辞典」購入して悪戦苦闘しながら、高校生向け学習受験向けに使いやすいということを考えず使いづらいなと思いながらすでに40年。理系バリバリの今でも愛用書としているのですが、目指す対象などは違うのでしょうがそれと同じ匂いを感じます。好きな辞書、辞書自体読むのにいい辞書と考えます。

小西甚一先生の『基本古語辞典』(新装版)が復刊した。
昨年5月に都立多摩図書館の外部書庫から
ようやく二週間だけ借り出した幻の辞典である。
僕が探した限り多摩図書館以外では
都内では国立国会図書館にしか保存がなかった。
アマゾン他オンラインショップ、古書店を
ずいぶん探してきたが見つからなかった。

この辞典がユニークなのは
教科書、大学入試で頻度の高い古語を6,241語集め、
解説から用例収集まで先生ひとりで成し遂げたことである。
大概の古語辞典は孫引きのさらに孫引きが多く、
そこまで編著者がこだわることは少ない。

腰巻に先生の言葉が載っている。

  学習辞典であるけれど、
  学術的には最高レベルから半ミリもさがっていないことを、
  あえて断言する。

  この辞書から、たんなる知識だけでなく、
  真実を追求しぬく徹底的なきびしさを学び取っていただけるなら、
  著者として本望である。

長らく絶版だった幻の辞典を復活し、
かつ1,575円という廉価で新装版を出版した
大修館書店の英断に拍手を贈りたい。
ありがとう!

(文中一部敬称略)

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