邪神決闘伝 (クトゥルー・ミュトス・ファイルズ) の感想

ダゴン秘密教団の一員である一匹狼の賞金稼ぎが日本から来た忍者と共にCthulhuの夢の実体化であるガンマン達と戦い続けて行くクトゥルー・ウェスタン。
ドク・ホリディやワイアット・アープ等も登場する一方、クトゥルー神話のキャラクターとしてオーベット・マーシュが登場。しかし、この程度の人物だったのかい・・・
ダゴン秘密教団内部のゴタゴタやネイティヴ・アメリカンの呪術師も絡んで色々ややこしい事態に・・・そして最後はＯＫコラルのパロディ！
それにしてもドク・ホリディは良いが、ワイアット・アープやベル・スターなどの実在キャラの使い方が実に勿体無い。又、勿体無いと云えばこの主人公も勿体無い。あとがきには、次回以降はシノビが主役とあるが、この主人公でのクトゥルー・ウェスタンもシリーズとして続けて欲しい気がする。その時はベル・スターやアープ兄弟達にも活躍して欲しい・・・ティハナはティハナで、彼女を主役にした話も読んでみたい。