全国御朱印図鑑 の感想

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図鑑ということで中身うんぬんではなく購入。やっちゃいましたねえ。

第2章 世界遺産
章3章 日本三大観音霊場
第4章 京都
第5章 北海道・東北
第6章 関東
第7章 北陸・甲信越・東海
第8章 関西
第9章 中国・四国・九州

あたかも全国のものをくまなく紹介しているように書いてありますが、ほぼ東京と京都に偏り、おまけに載っている寺社もかなり限られており、同じ寺、神社の御朱印が何種類も載っているだけでした。数の水増しですね。980の寺社の御朱印が載っているのではないので、謳い文句を
取り下げたほうがよいかと思われます。第2章の世界遺産ですべてを掲載していないところで疑問をもち、第3章の日本三大観音霊場にいたっては、索引のようにリスト化されているだけで、御朱印はほぼ載っておらず、お粗末なレベルです。

図鑑と書いてあれば、いままで掲載されていなかったものが載っているのであろうという期待感から手に取ります。また、決定版と言われれば、躊躇無く購入します。

詐欺に近い本書、集めている人からすれば、この程度のものを羅列して、決定版と謳うのか、と言いたくなります。京都、国宝建造物クラス、有名寺社、図鑑であれば、これは載っていないとまずいだろうという最低限のところが全滅です。何をもって『主要寺社の御朱印を掲載』と内
容紹介で書いてしまったのでしょうか。どこが『主要』なんでしょうか。

ついでに、図鑑ではない理由をもう一つ。各ご朱印の説明がまったくありませんが大丈夫ですか？　捺されている判子の意味にも触れず、祀られている本尊と書かれている本尊が似ているようで違うのはなぜ、すら説明がありません。個人収集家のリストをただ一冊にまとめだたけ、で
すね。

これを監修している八木透さん。「こうどう」を「ころどう」と紹介したレベル「幸せが舞い込む御朱印ハンドブック」のような本を作るのはかまいませんが、こんな中途半端なもので図鑑と謳うのは勘弁してください。まったく中身をチェックしていないのではないでしょうか？