残念な教員 学校教育の失敗学 (光文社新書) の感想

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参照データ

タイトル残念な教員 学校教育の失敗学 (光文社新書)
発売日2015-02-17
製作者林 純次
販売元光文社
JANコード9784334038441
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 教育学 » 一般

購入者の感想

私も同業者で、もっともっと読書をしなければと改めて自覚させていただいた本でした。
また、自分本意の授業から本当に生徒のことを考えた授業を目指して行かなければと再度自覚しました。

多くのレビューでもあるように著者は自分に絶対的な自信があるように思えます。
教員は突出している人ではない人も多々います。その人たちとチームを作ることで学年をよくしていくことができます。
残念ならもっとこのようにしようとか、若手を育てる言葉がけが必要ではないでしょうか。
また、それなりのキャリアがあるのならば残念な教員を包む環境を変えようとは思わないのでしょうか。
残念ばかり言うのではなく、残念なところを残念で無くするのが著者ぐらいの人ではないでしょうか。

最後に、著者の実践は某私立で行ったことなので、本当に難しい公立学校では実践できるのでしょうかね~。
私立と公立では大きな生徒の学力なり家庭環境也の差があります。もう少し違った経験をしてからこの本を出していただきたかったです。
またまた最後に、小学生は生徒とは言わずに”児童”といいます。本をたくさん読んでいる著者ならわかっているのでは?

作者自身現場にいるのを見たことがありますが、できない人をフォローするのではなく、あからさまに馬鹿にしていると言った感じで、育たないで辞めていく人多数、という感じでした。彼と研究会を行っていたにも関わらず、教材について「教え方がわからない」と言っている人もいました。先生たちは共に生徒を助ける仲間ではなく競争する相手であり、部下である、といった感じでしたね。ナルシスティックなところが鼻について仕方がなく、自分自身授業がたいへん上手いと思っているのがありありとわかりました。でも教師の価値は授業だけで決まるものではありません。本人いわく「自分は学生時代の教師を満足に覚えていないから、生徒の記憶に残るかどうかなんてどうでもいい」とも言っており、ただ授業の上手さにのみこだわっている感じでした。
彼自身が一番「残念な教師」であると今でも思っています。教職を続けるなら是非、教師とは何者かから自問してほしいですね。これ以上他の教員をつぶさないよう切に願います。こういう本はせめて現場に十年いて、二校目を経験してから書いてください。大量の本を読み漁っていて教職関係の理屈には通じているようですが、自分で積み重ねて得たものを出すべきではないでしょうかね。そこが読んでいて納得できる部分と反感を買う部分だと思います。

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