子どもの「10歳の壁」とは何か? 乗りこえるための発達心理学 (光文社新書) の感想

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参照データ

タイトル子どもの「10歳の壁」とは何か? 乗りこえるための発達心理学 (光文社新書)
発売日2011-04-15
製作者渡辺弥生
販売元光文社
JANコード9784334036188
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 心理学 » 心理学入門

購入者の感想

私の中では、乳幼児期に終えてる発達が9歳10歳の発達なんだー!と思った事と。ちゃんと子供を見てないと分からないもんだなぁ。と言う細かい問いへのまなざしのような物をかんがえさせられたし、優しく具体的に近所の子にも教えてあげようと思った。ソーシャルスキルと、思いやりスキル。
また、具体的思考で留まっていても、焦らずに温かく教えていきたい。
余裕と、具体的な方法と教えて頂けたと思います。
また自分なりにまとめて、読み直そう!

「10歳の壁」「9歳の節」など、
精神年齢9〜10歳ごろの発達時期をとらえて、
「危機」とか「チャンス」とか言いますが、

本書はそれらの使われ方の根拠が曖昧であると問題提起し、
発達心理学を根拠に丁寧に解説をした本です。

問題提起の部分が丁寧過ぎて、
ちょっと「くどさ」を感じましたが、
親しみやすい文体が、
「さすが新書」ともいえる
「分かりやすさ」「親しみやすさ」を生んでいると思います

9、10歳の発達の質的転換期についての
自己意識、認知、感情、友達関係、道徳性の変化に加えて、
それらを育てる方法論についても提案してあります。

そして、
自分は「おわりに」が好きです。
筆者の人柄が覗けて、
とても親しみをもってしまいました。

小学校の教師にはぜひとも読んでおいてもらいたいです。
(同業者として…)

品のない話だが、この価格でこの内容はお得だ。

子供を持っていれば、当たり前のように耳にする「10歳の壁」
という言葉であるが、実は科学的なエビデンスはない。
「10歳までの**」とか、「10歳で決まる**」とかは、
あたかも脳科学や神経生理学の知見に基づくかのような印象を与えるが、
そのようなものは、商業主義に結び付けられた単なる宣伝に過ぎない。

とはいえ、10歳を境に人が大きく飛躍していくことは確かであり、
だからこそこの年齢で起こる事象について、
正確な理解をすることが大事である。
10歳までにあれやこれやをしなければ、
何か取り返しのつかない遅れが生じるというものではない。

10歳で迎える変化について、
本書では、認知の変化、感情の変化、友達関係の変化、道徳性の変化、
に分けて、豊富な実例を交えて説明をしている。
これらの変化は、周囲の良質なサポートの下であれば、
10歳以後であっても、大きな飛躍を遂げられるようだ。
特に、社会性を育てる訓練については、ソーシャルスキルトレーニングの解説、
道徳性を育てる訓練については、VLF思いやり育成プログラムが紹介されているので、
興味がある方は、深く突っ込んで探求してみるのもいいかもしれない。

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