バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集(全6曲) の感想

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参照データ

タイトルバッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集(全6曲)
発売日2005-06-22
アーティストクイケン(シギスヴァルト)
販売元BMG JAPAN
JANコード4988017632161
Disc 1 :ソナタ第1番ロ短調BWV1014
ソナタ第3番ホ長調BWV1016
ソナタ第6番ト長調BWV1019
Disc 2 :ソナタ第5番ヘ短調BWV1018
ソナタ第2番イ長調BWV1015
ソナタ第4番ハ短調BWV1017
カテゴリミュージック » ジャンル別 » クラシック » 室内楽・器楽曲

購入者の感想

ヴァイオリンとチェンバロのための6つのソナタ。
「無伴奏」と区別するため通称「伴奏付き」のソナタ全曲集です。無伴奏とは別の曲で、無伴奏の影に隠れがちですが、なかなかの傑作です。

この曲はヴァイオリンが一声、チェンバロが一声+通奏低音の二声で、三声のポリフォニーを奏でるように作曲されているので、両者には同じくらいの音量が求められるのですが、現代ヴァイオリンとチェンバロでは、チェンバロの声部がかき消されてしまいます。
(例えばシェリングとヴァルヒャ 、コーガンとリヒター の演奏など。これはこれで名演ですが・・・ フルートソナタ、ガンバソナタについても同様のことが言えます)

そのためこの曲には、バロックヴァイオリンとチェンバロ、または現代ヴァイオリンとピアノの組み合わせが合っているのですが、これは前者の古典的な名演で、対位法的からみがよく聴き取れます。
もともと鍵盤が主役の曲なので、キャリアの問題がなくてもレオンハルトが主導しているのは、ある意味当然のことといえます。

録音は70年代のアナログ録音としては悪くありませんが、チェンバロの演奏は少し古い録音だと響きの硬さが気になり、80年代以降の演奏と比べると今ひとつですが、それを補って余りある名演です。

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