ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第5番「スプリング」&第8番&第9番「クロイツェル」 の感想
参照データ
タイトル | ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第5番「スプリング」&第8番&第9番「クロイツェル」 |
発売日 | 2007-11-07 |
アーティスト | ルービンシュタイン(アルトゥール) シェリング(ヘンリク) |
販売元 | BMG JAPAN |
JANコード | 4988017653357 |
Disc 1 : | ヴァイオリン・ソナタ 第5番 へ長調 Op.24 「スプリング」 I.Allegro ヴァイオリン・ソナタ 第5番 へ長調 Op.24 「スプリング」 II.Adagio molto espressivo ヴァイオリン・ソナタ 第5番 へ長調 Op.24 「スプリング」 III.Scherzo:Allegro molto ヴァイオリン・ソナタ 第5番 へ長調 Op.24 「スプリング」 IV.Rondo:Allegro ma non troppo ヴァイオリン・ソナタ 第8番 ト長調 Op.30-3 I.Allegro assai ヴァイオリン・ソナタ 第8番 ト長調 Op.30-3 II.Tempo di minuetto,ma molto moderato e grazioso ヴァイオリン・ソナタ 第8番 ト長調 Op.30-3 III.Allegro vivace ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 Op.47 「クロイツェル」 I.Adagio sostenuto:Presto ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 Op.47 「クロイツェル」 II.Andante con variazioni ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 Op.47 「クロイツェル」 III.Finale:Presto |
カテゴリ | ミュージック » ジャンル別 » クラシック » 室内楽・器楽曲 |
購入者の感想
ヘブラーと共演したソナタ集を聴いて、悪くないけどシェリングにしては小さくまとまり過ぎではないかと思って、余り魅力を感じなかったんですが…
こちらは、さすがにルービンシュタインと言うべきか、スケールが違います…シェリングも自由自在で、音色も美しく、重音も完璧…やっぱりピアニストが、どれだけ音場を広げられるかなんですね。
《春》第一楽章は甘すぎない…音を切る所はスパッと切る、ケレン味のないシェリングの凛としたボウイングが素敵…第三楽章のリズムのズラシ方が絶妙、バシッと行く所とのメリハリは他では聴けない。
《8番》は今まで聴いた同曲のベスト…変に盛り上げず、お二人とも実に丁寧に弾いてます。小品演奏は、こう在るべきという主張がある味わい深い演奏。
《クロイツェル》は、前二曲と違い、お二人の本気のぶつかり合いに緊張感が漲る…とにかくルービンシュタインのスケールの大きな「押し」が凄い…受けるシェリングのボウイングも、松脂を飛ぶのが見えるようで迫力があり、また彼には珍しく雄弁です。オイストラフの《クロイツェル》も素晴らしいけど…オボーリンとルービンシュタインでは幕下と横綱くらい格が違う…巨匠らしい風格、厳しさには感嘆せざるを得ません。
これって…全集じゃないんでしょうかねえ…ワタシ的には、このお二人の《1番》から《4番》聴きたいなあ。
こちらは、さすがにルービンシュタインと言うべきか、スケールが違います…シェリングも自由自在で、音色も美しく、重音も完璧…やっぱりピアニストが、どれだけ音場を広げられるかなんですね。
《春》第一楽章は甘すぎない…音を切る所はスパッと切る、ケレン味のないシェリングの凛としたボウイングが素敵…第三楽章のリズムのズラシ方が絶妙、バシッと行く所とのメリハリは他では聴けない。
《8番》は今まで聴いた同曲のベスト…変に盛り上げず、お二人とも実に丁寧に弾いてます。小品演奏は、こう在るべきという主張がある味わい深い演奏。
《クロイツェル》は、前二曲と違い、お二人の本気のぶつかり合いに緊張感が漲る…とにかくルービンシュタインのスケールの大きな「押し」が凄い…受けるシェリングのボウイングも、松脂を飛ぶのが見えるようで迫力があり、また彼には珍しく雄弁です。オイストラフの《クロイツェル》も素晴らしいけど…オボーリンとルービンシュタインでは幕下と横綱くらい格が違う…巨匠らしい風格、厳しさには感嘆せざるを得ません。
これって…全集じゃないんでしょうかねえ…ワタシ的には、このお二人の《1番》から《4番》聴きたいなあ。