新宿の女 の感想
参照データ
タイトル | 新宿の女 |
発売日 | 1999-05-21 |
アーティスト | 藤圭子 |
販売元 | BMGメディアジャパン |
JANコード | 4988017086513 |
Disc 1 : | 新宿の女 星の流れに あなたのブルース カスバの女 命かれても 逢わずに愛して 夢は夜ひらく 柳ヶ瀬ブルース 東京流れもの 花と蝶 長崎ブルース 生命ぎりぎり |
カテゴリ | ミュージック » ジャンル別 » 歌謡曲・演歌 » 歌謡曲 |
購入者の感想
昔、LPを買って聞いていた藤圭子『新宿の女 ☆演歌の星/藤圭子のすべて』がBSCD2という高音質CDになったので購入した。これは藤圭子のデビューLPで、名唱がずらりと並んだ大名盤だと思う。持ち歌が素晴らしいのはもちろんだけど、よく言われるようにカバー曲の数々が名唱ぞろいである。そもそも最大のヒット曲「圭子の夢は夜ひらく」がカバー曲で、そこに歌手としての藤圭子の特性が垣間見られるように思う。カバー曲は、どれも、まるでオリジナル作品であるかのように藤圭子の歌になっている。もとの歌手よりすっといい、というと怒られそうだけど、藤圭子が歌うからこそこれらの曲を聞きたいと思う。深く豊かな声が陰影に富んでいて、低く強い声からよく伸びるきれいな高音まで、七色の声を使い分ける。ゆったりとしたのりと端整な譜割が美しく、それを支えるリズム感が抜群だ。歌詞に込められた情感は、ことばからはみだして空間を覆いつくし、一つの世界を顕現させる。何てうまいんだろう。ただうまいだけではない。心の奥底にぽっかりとあいた欠損部に伏在する苦しみとか、悲しみとか、喜びとかを目の前にひっぱり出して、私たちに示してくる。聞いていて胸が押しつぶされるようになってしまう。「星の流れに」「カスバの女」「東京流れもの」にただよう放浪の哀愁と絶望感。同時代歌手のヒット曲である「あなたのブルース」「逢わずに愛して」「長崎ブルース」「花と蝶」「柳ヶ瀬ブルース」「命かれても」の圧倒的な歌唱。どれもが藤圭子だけが表現しうる世界だ。「ここは地のはてアルジェリア」「さーかーばの女の」の陰鬱で真っ暗な表情。「あなた、あなた、あなた、あなた、あーなたー」「くーらーいお部屋でひーとーりー」と咆哮する鬼気迫る声の力。天才歌手の実力が縦横無尽に発揮されている。もちろん、オリジナル作品で、デビューシングルになった「新宿の女」「生命ぎりぎり」が衝撃作であることは言うまでもない。新宿とか浅草の居酒屋にこんな流しが来て唄ったら、もしその場に居合わすことができたなら、私は衝撃を受けて固まってしまったことだろう。それは体験できなかったけれど、今、高音質のディスクに感謝して藤圭子を聞いている。
このアルバムにしか「あなたのブルース」という曲が見つけられず、購入。アルバムを全部聞きましたが、いい曲ばかりです。
気に入ってます。
気に入ってます。
今更ジャケ買いしたわけではないのですが、白いギターを弾いている全身ポスターがLPレコードのライナーノーツ複製の裏側にドーンと付いてきて感激です。(八つ折りだから結構大きい。ギターを抱いているジャケットとは違ってギターを弾いてこちらを向いて歌っているポーズ。)
期待のBlu-Spec CD2ということでGolden★Bestとまずは「新宿の女」「(圭子の)夢は夜ひらく」を聴き比べてみました。 声、楽器の音がそれぞれはっきりして、G Bestの方では昔のEPのように歪んでいたところもすっきり聴きやすくなったように思います。 前奏のベースにトランペットがかぶってもまだベースが聞き分けられるところや間奏のトランペットが歪まないで頑張っているところなどでわかると思います。 G Bestでは古い録音だからとあきらめていた藤圭子のハスキーボイスもぐっと情感が伝わってきて聴きやすいものになっています。(あれっ?)
当時小学生でとてもLPレコードなど買えませんでしたが、このアルバムの中のカバー原曲のほとんどを当時知っていました。 しいてこのアルバムのカバーベストを推すとしたら「あなたのブルース」。淡白な1番から一転2番の情感盛り上がりへ。 しかし、どれもこれも17・8才の子供が歌っているとは信じられない。
2枚目「女のブルース」が届くのもとても楽しみです。
期待のBlu-Spec CD2ということでGolden★Bestとまずは「新宿の女」「(圭子の)夢は夜ひらく」を聴き比べてみました。 声、楽器の音がそれぞれはっきりして、G Bestの方では昔のEPのように歪んでいたところもすっきり聴きやすくなったように思います。 前奏のベースにトランペットがかぶってもまだベースが聞き分けられるところや間奏のトランペットが歪まないで頑張っているところなどでわかると思います。 G Bestでは古い録音だからとあきらめていた藤圭子のハスキーボイスもぐっと情感が伝わってきて聴きやすいものになっています。(あれっ?)
当時小学生でとてもLPレコードなど買えませんでしたが、このアルバムの中のカバー原曲のほとんどを当時知っていました。 しいてこのアルバムのカバーベストを推すとしたら「あなたのブルース」。淡白な1番から一転2番の情感盛り上がりへ。 しかし、どれもこれも17・8才の子供が歌っているとは信じられない。
2枚目「女のブルース」が届くのもとても楽しみです。