読売報道写真集〈2015〉 の感想

2014年におこったニュースをカラー・モノクロ写真と説明で網羅したものです。たかだか1年前のニュースになりましたが、これを見ると昨年もかなりの事件、事故等が話題に上ったのを再確認できました。その年代の出来ごとの整理や振り返りに必要な出版でしょう。写真は記憶の再現に必要なアイテムですから。
「読売報道写真集」はニュースの缶詰のような意味合いを持っていました。

巻頭のカラー写真記事を列挙しますと、ノーベル物理学賞、御嶽山噴火、衆院選自公圧勝、はやぶさ２、錦織フィーバー、富岡製糸場世界遺産、広島土砂災害、ＳＴＡＰ細胞騒動、さよなら国立競技場　あれから５０年、というラインナップです。記憶は薄れていきますが、記録は残ります。報道写真集の効用はそこにあるのでしょう。

各月別の主な記事を少し挙げます。ご参考までに。
1月 ＝冷凍食品農薬混入で契約社員逮捕
2月 ＝ソチ五輪で男子フィギュアの羽生が金
3月 ＝「袴田事件」で再審開始決定
4月 ＝消費税率８％スタート／韓国で旅客船「セウォル号」沈没
5月 ＝宇宙滞在日本人最長の若田さん帰還
6月 ＝世界文化遺産に「富岡製糸場」
7月 ＝集団的自衛権を限定容認、政府が新見解
8月 ＝広島市北部の土砂災害で74人死亡
9月 ＝テニス全米オープンで錦織が準優勝／御嶽山噴火で死者57人、行方不明者６人
10月＝ノーベル物理学賞に青色LED開発の３氏
11月＝高倉健さん死去
12月＝衆院選、自公圧勝、定数の３分の２上回る