トゥルー・ストーリーズ (新潮文庫) の感想

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参照データ

タイトルトゥルー・ストーリーズ (新潮文庫)
発売日販売日未定
製作者ポール オースター
販売元新潮社
JANコード9784102451106
カテゴリ文学・評論 » エッセー・随筆 » 外国のエッセー・随筆 » イギリス・アメリカ

購入者の感想

オモロイねんけど、

なんか物足りない

というか、正確にいうと、物足り過ぎる

情報が密でありすぎて

読んでいて疲れてくる

ポールさんにとって切実な問題を書いていないような気配がある

まあ、あんまりパーソナルなことは書けないという事情もあるんかもしれんけど

そうなると、やはり自伝的記録というのは難しい、というか微妙にねじまがってしまうんやなあ

この作品よりも、「ミスターバーティゴ」のようなフィクションのほうがポールさんの声がたくさん聴こえてくるというのは不思議というか当然ともいえるんやなあ

それでも、ポールさんがニューヨークの画廊に勤めていたときに、客としてジョンレノンがフラッと現れたときのやりとりは絶品である

ジョンレノンがいつもの無邪気な一言で、「アート」にまつわるたわごと全体を粉砕している。

こうゆう柔軟な思考がリバプール人の本領なんだよな、

と、

思ったです。

結論、オモロイとこはオモロイ

おもんないとこはおもんない

それにしても、ポールさんの文章はいかにもアメリカらしく、クリスプでクレバーで、アメリカそのものを象徴している。

それなのにポールさんがアメリカであまり人気がないというのは不思議というか当然なのかもしれない

結局、アメリカの最良の才能は映画や音楽に投入されたということなのかな

ま、だれだってやれることをやるだけやあああっはい0

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