仕事の迷いにはすべて「論語」が答えてくれる (朝日新書) の感想

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参照データ

タイトル仕事の迷いにはすべて「論語」が答えてくれる (朝日新書)
発売日販売日未定
製作者北尾吉孝
販売元朝日新聞出版
JANコード9784022734631
カテゴリジャンル別 » ビジネス・経済 » 実践経営・リーダーシップ » 歴史に学ぶビジネス

購入者の感想

著者のことは、ライブドアがニッポン放送に敵対的買収を仕掛けた時、初めて知りました。
所謂ホワイトナイトとして名乗りをあげられた北尾吉孝氏の周囲を睥睨する風貌と剛毅な言葉…
少なくとも、その時点では私は北尾氏に好感を持てませんでした。
それ以来、北尾氏への苦手意識は続いていました。
勿論、北尾氏に対する第一印象は「報道のイメージ」によるもの…
しかし、北尾氏が「論語」や「中国古典」関連の著書を上梓され始めた頃から、
ご本人の仕事観や人生観が気にはなっていました。
孔子文化賞を受賞されたことを知り、今回初めて北尾氏の著書を読ませていただきました。

章立ては次のとおりです。

「はじめに」
第1章 何のために働くか―仕事の基本
第2章 上司に求められる資質
第3章 リーダーにこそ求められる中庸の徳
第4章 先を見通す―幸事に浮かれず、逆境に腐らず

「まえがき」で、「当時人気の絶頂にあった堀江貴文氏に敵対するのは勇気がいることだった。」と述懐されています。
まず、この事実に驚きました。
さらに論語の「義を見て為ざるは、勇なきなり」、「徳ある者は必ず言あり」
という言葉が北尾氏を後押しされたことを知りました。
私はご本人の「人となり」を理解していなかったことを痛感。

章が進むにつれて、内容は厳しさを増していきます。
すべての章には孔子の多くの至言が引用され、そこに北尾氏ご自身の体験が重ね合わせて書かれています。
孫正義氏が見込んだ大丈夫!
SBIグループは、ソフトバンクの子会社から出発し、現在では100社以上からなる企業グループにまで発展。
その原動力こそ、中国古典、就中「論語の教え」であったのです。

それだけに「論語」についての想いを語られた行(p151〜153)は刺激的でした。
北尾氏は、数多の論語関連は「単なる解釈書にすぎない」と言い切ります。
そして北尾氏曰く「『論語』の思想をよりどころにしながら、自分がどう生きてきたかを述べた本は少ない」。

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朝日新聞出版から発売された北尾吉孝の仕事の迷いにはすべて「論語」が答えてくれる (朝日新書)(JAN:9784022734631)の感想と評価
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