人生を導く5つの目的―自分らしく生きるための40章 の感想
参照データ
タイトル | 人生を導く5つの目的―自分らしく生きるための40章 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | リック ウォレン |
販売元 | パーパスドリブンジャパン |
JANコード | 9784902680003 |
カテゴリ | 人文・思想 » 宗教 » キリスト教・ユダヤ教 » キリスト教一般 |
購入者の感想
この本を書いた著者は親子で牧師で、父親の牧師が死ぬ直前に錯乱状態になったとき、「一人でも多くの人に人生の希望を与えなければ」といい続け、最後に息子の頭の上に手を置いて「後を頼む」と言って息絶えたという話があります。それで書かれた本がこれです。キリストを信じて生きる事が何を意味しているか、それが自分の生き方にどう反映されるのかが、5つの原則にわけられて解説されています。その一つ一つに聖書の言葉の説明を付していて、くどくどしくなく、一昔のベストセラーであるハマトンの『知的生活』を思わせる軽快さで書かれています。
その5つの原則を吟味して実行するなら人生の目的と希望を再評価する事が出来るとしています。本書で目立つのは教会の力の過大評価であるかもしれませんが、教会を中心とした人間関係が重要なアメリカ社会であるからこそそうした強調が置かれたものと察せられます。そこは意見が別れる所です。しかし、たとえそのポイントを割り引いたとしても、ファンダメンタリズムといわれる庶民的キリスト教思想が生活のレベルで如何に深化され受け入れられているかがよく理解でき、キリスト教を学ぶ信徒、求道者だけでなく、アメリカの文化をプロテスタント思想の側面から理解したいと思う人にとっても有用な参考資料になると思われます。
その5つの原則を吟味して実行するなら人生の目的と希望を再評価する事が出来るとしています。本書で目立つのは教会の力の過大評価であるかもしれませんが、教会を中心とした人間関係が重要なアメリカ社会であるからこそそうした強調が置かれたものと察せられます。そこは意見が別れる所です。しかし、たとえそのポイントを割り引いたとしても、ファンダメンタリズムといわれる庶民的キリスト教思想が生活のレベルで如何に深化され受け入れられているかがよく理解でき、キリスト教を学ぶ信徒、求道者だけでなく、アメリカの文化をプロテスタント思想の側面から理解したいと思う人にとっても有用な参考資料になると思われます。