食べものだけで余命3か月のガンが消えた 全身末期ガンから生還した、私のオーガニック薬膳ライフ の感想

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brisa libreriaという書店で行われた、「出版記念♪オーガニック薬膳ランチ会♪ 　〜余命３ヶ月のガンが消えた薬膳料理とは〜」に参加しました。
参加者は皆本を買わなければならなかったので、買って読みました。
私自身ががん治療中ということもあり、実際に治った人に「どうやって治ったのか」という話を聞きたくて参加しましたが
終始内容の薄い（がんとはあまり関係のない）話で終わり、肝心の著者自身の闘病のことや、どういう治療をしたのか、という内容は全く触れられることなく終わりました。

事前に参加者にアンケートを取り、体調に合わせたお料理をいただけるということでしたが、参加者全員同じメニューでしたし、味も美味しくありませんでした。

著者へ直接質問したいことがたくさんありましたが、あいにく質問の時間は取られず、
食事中も著者の「薬膳料理」のスライドを見せられるだけという　本当に意味のない会でとても残念でした。

会の最後、退場する間際に、「私もまだ治療中ですし、本の中には一言も『治った』とは書いていません」
と笑いながら言っていました。あの本のタイトルは、幻冬舎の担当の人が付けたのであって、私はそんなこといってませんと。

本も読みましたが、最後まで読むのもしんどいくらい中身がありませんでした。
今回初めてレビューを投稿しましたが、本当にこの本は買う価値ないと思います。
私の本には頼んでもいないのに著者のサインと変なトマトの絵が描かれています、見るたびに腹が立つのでもう捨てようと思います。

医療関係者です。
進行した悪性腫瘍でも、癌が消える方もおられない訳ではない様です。
いろいろと原因はあるでしょうが、免疫力の変化が大きいのだろうと思います。
治療で完治する癌がかなり増えて来たり、抑え込める様になって来た事も事実です。

「癌」という事への恐怖、「癌治療の辛さ」という事、癌治療をした場合と・しなかった場合のQOL（生活の質）はどちらがベターか？という観点がまだまだ不足している、　また、人間はいずれ寿命が来るという真実　
等から、中には医療による癌治療を全否定される論調も見られますが、一つの意見に左右される事無く、ご納得出来る治療をされるなり、あるいは治療をしないなり、という事を決められるのが良いと愚考致します。

一括りに医師と言っても、外科医や内科医、放射線科医、緩和医療〜ホスピス・在宅医や免疫治療の専門家など、各々の経験や詳しい方向も違いますし、人によっても多少違いますから、セカンドオピニオンやサードオピニオンも聞かれた方が良いと思います。
本も、一冊のドグマティックな本やカリスマ的な方の連作でなく、広く客観的に、中立のスタンスからの記事をご覧になって下さい。
見分ける目安の一つは、根拠となる資料や挙げてある参考文献とその扱い方かと思います。また、著者の経験やスタンスも鑑み、極端な言い切りや断言には注意が要ります。現代医学の各方法にもむろん限界や有効「率」はありますし、それぞれの代替療法・民間療法もやはり効く範囲や程度はあるでしょう。(風邪などではむしろその人に合う「コツ」の様な…首回りを温かに保つ、などが一番効いたりするかも知れません)。
最後は、どの話に納得するか、誰の言う事に納得するか、になるかも知れませんが、腑に落ちるまでご検討されるのが宜しいかと存じます。話や資料は鵜呑みでなく、出来れば行間や紙背まで読みたいものです・・
図書館などで色々見てみられるのもいいかも知れません。

家族がガンになり、何か役に立てばと思い買いました。しかし、肝心のガンが消えたという食事については体験談的にさらりと書いてあるだけで、後半に載っている詳しいレシピは、よくある元気な人のための健康にいい食事、もしくはちょっと具合が悪いときに食べる食事、といった案配です。筆者の体験と努力は素晴らしいと思いますが、申し訳ないのですが、文章がへたな人だなぁと思いました。話があちこちに飛ぶし、「だそうです」の多用、Wikiに載っていそうなことを長々と列記するなど、的を得ない文章。フレンチガストロノミーと薬膳の資格を取ったという割には、漢方的な記述ばかり。結果、何も得るものはありませんでした。このタイトルでこの本を手に取るのは、今正に闘病していて藁にもすがる思いの人も多いと思うのに。肩すかしをくらいがっかりしました。