ロシア極東ハンドブック の感想

ロシア極東地方のことを、経済、産業、政治、文化、自然、北方領土問題と、ほぼ思いつく限りあらゆる面からアプローチしています。それも、こういった本にありがちな提灯記事ではなく、現状をありのままに（どちらかと言えば厳し目に）書かれています。日本語版自体が限られている上に、希少度の高いロシア極東の、それも2012年現在の新しい情報なので、非常に重宝すると思います。
個人的には製造業に興味があり、コムソモリスク・ナ・アムーレが極東では盛んということを知らなかったので、非常に印象に残りました。
ロシア極東に興味のある方は、是非手に取られることをお勧めします。
また、巻末にはロシア極東地方に関する多くの統計データが掲載されており、統計マニアにはたまらない内容だと思います。