イノベーションと日本経済 (岩波新書) の感想
参照データ
タイトル | イノベーションと日本経済 (岩波新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 後藤 晃 |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784004306849 |
カテゴリ | 経済学・経済事情 » 各国経済事情 » 日本 » 一般 |
購入者の感想
この本はイノベーションをキーワードにして、日本経済を論じる本である。第1章は日本経済の厳しい現状が挙げられ、第2章はその危機の打開策としてのイノベーションについて理論的に解説している。しかし、途中の日本経済の発展について書かれた章は、ほとんどイノベーションと関係の薄い歴史の読み物であり、単調な文体で読むのが疲れる。アメリカのイノベーションシステムについて書かれている部分は、簡単ながら特徴をつかんでおり、たいへんためになった。しかし、最後の日本のイノベーションシステムをどう変えるかについては、現状が○○というように悪い、変えるべき、と書いてあるだけで、どう変えるかについてはまったく言及がなく、単なる解説本で終わっている。
イノベーションについて学ぶにはいいかもしれないが、少し疑問が残る構成と内容で、少し肩透かしを食らった感じである。0
イノベーションについて学ぶにはいいかもしれないが、少し疑問が残る構成と内容で、少し肩透かしを食らった感じである。0