60時間でエキスパート Access 2007/2010 の感想

よくわかる Access2007 応用に続き本書を学習しました。1章〜4章までの構成で、1、2章でDBの基礎知識・構築を、3章でSQLの基礎知識、4章がAccessのマニュアルという内容になっています。P1〜256。

1回目の学習時間は計15時間でした。学習時間については、60時間とタイトルにはありますが、マニュアル部分は流したこと、SQLは設問等は取り組んだが、様々な句は暗記レベルに至っていない事からわずか15時間となっています。

1章（1〜2節）についてはほぼよく分かるシリーズと同じ。重要なのは1章3節と2章で実際に商品検索/書籍管理/販売管理システムを構築してみるところからでしょう。それまでよく分かるシリーズでは曖昧だったDBの設計から作成までの手順を、実践を通して検討してみる内容になっています。とは言ってもテーブルに格納が必要な項目やリレーションシップ付けの検討等まで問題となっているわけではない為、「何となく分かった」状態を抜ける事は私には出来ませんでした。これに関しては実践（設計→構築→修正の無限ループ）あるのみなのでは、と感じています。

また、3章SQLについての解説ですが、これまでAccess（でのクエリ操作）を通して学んできたDB操作を、SQL文について学ぶことで、これまでAccessでやってきた事がDB操作用の各種言語との関係でイメージ出来たのは有用だったと感じています（ex.クエリ操作はGUIでSQLを使用していたようなもの）。

なお、本書はAccess2010をベースに編集しているが2007でも使用可、と書いています。一部には2010、2007両者の解説ページが別途ありますが、例えばP75の演習1マクロの作成部分などには2010での表記しかない＆両者で機能の登録方法が異なる為、試行錯誤を要した部分が（他にも各所に）あり、無駄に時間を取られそこだけが残念だったと感じました。