林原家 同族経営への警鐘 の感想
参照データ
タイトル | 林原家 同族経営への警鐘 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 林原健 |
販売元 | 日経BP社 |
JANコード | 9784822263997 |
カテゴリ | ジャンル別 » ビジネス・経済 » 経営学・キャリア・MBA » 起業・開業 |
購入者の感想
比較的冷静な書きぶりの文章で、金融機関や債権者からの視点にも一定の理解がみられます。
また、弟で専務の記した「破綻」では記載されていなかった、粉飾の内容や内部統制の状況なども記載されており、どうして企業としての林原が倒産したのか理解でき、倒産事例を学ぶ本として一読の価値があります。
「破綻」は粉飾決算さえ悪くないという開き直りや甘さが目立つものでしたが、本書はかなり趣が異なります。
ただ、「同族経営への警鐘」というのはどうかと思います。確かに林原は同族経営であり、それゆえの「なあなあ」でおかしくなったという面は否定できないわけですが、同族経営でも緊張感があり内部統制をしっかり行っている企業がある一方、非同族企業の上場企業や大企業でも内部統制が形だけであったり組織図だけの存在という企業もあります。0
また、弟で専務の記した「破綻」では記載されていなかった、粉飾の内容や内部統制の状況なども記載されており、どうして企業としての林原が倒産したのか理解でき、倒産事例を学ぶ本として一読の価値があります。
「破綻」は粉飾決算さえ悪くないという開き直りや甘さが目立つものでしたが、本書はかなり趣が異なります。
ただ、「同族経営への警鐘」というのはどうかと思います。確かに林原は同族経営であり、それゆえの「なあなあ」でおかしくなったという面は否定できないわけですが、同族経営でも緊張感があり内部統制をしっかり行っている企業がある一方、非同族企業の上場企業や大企業でも内部統制が形だけであったり組織図だけの存在という企業もあります。0