屏風 (NHK美の壺) の感想
参照データ
タイトル | 屏風 (NHK美の壺) |
発売日 | 販売日未定 |
販売元 | 日本放送出版協会 |
JANコード | 9784140813102 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » ノンフィクション |
購入者の感想
NHKで連載された「美の壷」シリーズの中の「屏風」にスポットをあてた番組に即して書かれている。
カラーを含む写真をふんだんに使っているので、文字による説明は簡略である。専門家にはものたりない
だろうが、番組自体が明らかに素人を対象に製作されたものなので、本書の構成で十分。
和室が少なくなる現代、屏風自体の存在価値も変わりつつある。美術品として仰々しくみるのもいいが、
生活空間をいろどる日常品としての視点で見れば、もっと気軽に接することができよう。
本書の屏風に対する「美のツボ」は次の三点。
1.表装が絵を引き立てる
2.折り曲げて見える美の世界
3.飾り方で伝えるメッセージ
これ以外にも、コラムあり。
1.平安の屏風から室町の屏風へ
2.誰が袖屏風と小袖屏風
3.祇園祭と屏風祭
中でも「達人のことば」が勉強になった。内容は、「屏風 ― 空間を飾る『用の美』を味わう」。
名品の見られる場所の紹介もあり、全70ページと薄い一冊の中にも面白み満載の一冊である。
ただ、シリーズものなので、カラー写真入りとはいえもう少し安くてもいいかと思った。よって★1つ減点。
カラーを含む写真をふんだんに使っているので、文字による説明は簡略である。専門家にはものたりない
だろうが、番組自体が明らかに素人を対象に製作されたものなので、本書の構成で十分。
和室が少なくなる現代、屏風自体の存在価値も変わりつつある。美術品として仰々しくみるのもいいが、
生活空間をいろどる日常品としての視点で見れば、もっと気軽に接することができよう。
本書の屏風に対する「美のツボ」は次の三点。
1.表装が絵を引き立てる
2.折り曲げて見える美の世界
3.飾り方で伝えるメッセージ
これ以外にも、コラムあり。
1.平安の屏風から室町の屏風へ
2.誰が袖屏風と小袖屏風
3.祇園祭と屏風祭
中でも「達人のことば」が勉強になった。内容は、「屏風 ― 空間を飾る『用の美』を味わう」。
名品の見られる場所の紹介もあり、全70ページと薄い一冊の中にも面白み満載の一冊である。
ただ、シリーズものなので、カラー写真入りとはいえもう少し安くてもいいかと思った。よって★1つ減点。