Definitely Maybe (Remastered) (Deluxe) の感想

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想像を超えるものだった。音がビックリするくらい良くなった。おまけも興味深い。
思い出の名盤だけに感謝感激です。

ベスト盤であるストップザクロックを聴いてからというもの、すっかりオアシスにハマってしまい。ちょうど1stがリマスターとして再販されたので、デラックス版を購入。

「リヴフォーエヴァー」「スーパーソニック」などといった定番の曲が多数収録されており、初心者である私でも大変聴き入りやすいアルバムでした。

ところで、肝心なリマスターの成果ですが、ストップザクロックやタイムフライズの音と比べると、それまでぼやけていたリードギターの音が鮮明となったことがわかります。

しかし、劇的に音が良くなったかといえば、決してそうとも限りません。

あくまでも個人的な意見で恐縮なのですが、なぜならばロックンロールスターやシュガレッツアルコールなどで響く音割れやノイズ音が完全に除去されたわけではありません。
原盤からつきものであった音割れをリマスターで除去する行為そのものが不可能なので、仕方がなかったのかもしれませんが、音の改善を大きく期待して購入成されるのなら、こうしたことを把握したほうがいいと思います。

それとリマスターによって、ギターの音が前面に出てボーカルの音量が目立たなくなったゆえなのか、リアムの声の迫力が欠けたような気もします。たとえばスライドアウェイは私が大好きな曲なのですが、伴奏の音とのバランスが悪いゆえなのか、リアムの声が遠くから叫ぶ擦れたような音に聴こえます。

ただし、アコースティックの音は立体的ですばらしく、テイクミーアウェイなどノエルの声とともに奏でられるメロディーは聴いていてとても癒されます。

そのため、個人的にはメインのディスク１よりアコギを使用したフォーク調の曲が多いディスク２のほうが気に入っています。

こういったリマスターに関する意見は多々あるものの、収録されている曲は決して文句なく、演奏はギターの音が無秩序に発せられお世辞にも洗練されたものとは言えません。しかし、そこにはインディースで成り上がろうと夢見る未成熟なロックバンドが何事にも流されない自分らしさを保持するオアシスらしさがひしひしと伝わってくるようで、非常に楽しめるものでした。

限定アナログ盤ボックス（16,874円/2014年6月4日現在)のレビューです。
輸入盤です。

この作品自体が素晴らしいことは言うまでもありません。
この評価はボックス自体の評価で、
作品の内容ではありませんので悪しからず。

外装
真っ黒なボックスに白でアルバムタイトルを印字。
かなりゴツクってしっかりした作りです。
無地なところが残念ではありますが、
風格の漂ういいボックスです。

内容
・ＣＤは３枚組のデラックス盤が
　そのまんま入っています。
　ＢＯＸ用ではなく、市販されているやつがそのまんまです。
・アナログ盤もＣＤ同様に、
　市販されているアナログ盤がそのまんま入っています。
　アナログ盤にはダウンロードカードも入っています。
・写真集はなかなかゴツクていいです。
　布張りハードカバーの本気物ですね。
・「スーパーソニック」のＥＰはいい感じです。
・トートバッグはかなりちゃちいですね。
　取っ手から糸がいっぱい出ていました。
・トートバッグの中に、バッジやらキーホルダーやら、
　フォトカードが放り込まれています。

大体こんな内容ですね。
2014年6月4日現在で、
ＣＤのデラックス盤が2399円、
アナログ盤が4209円ですから、
合わせておよそ6500円です。
つまり、箱と写真集とＥＰと
ちっちゃなオマケたちが合わせて10000円ですね。

いくら20周年だからと言って、
これはちょっといくらなんでも取りすぎですね。
よくある周年便乗の高額商品です。