東大教授 (新潮新書) の感想

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参照データ

タイトル東大教授 (新潮新書)
発売日販売日未定
製作者沖 大幹
販売元新潮社
JANコード9784106105609
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 教育学 » 一般

購入者の感想

帯で謳っている文句の割には、内容は散漫で且つ薄っぺらく、全く期待外れの本であった。

あえて東大教授というタイトルを付しておきながら、内容はその他の大学教授にも当て嵌る事が書かれているに過ぎない。また、東大教授に限らず、その他の大学教授を含めた教授という職が網羅的、総括的に論じられた本でもなければ、帯で謳っている様なスキャンダラスで且つ刺激的な内容が書かれている本でもない。

現役東大教授が東大での日常、自身を取り巻く環境、風景などを散漫に語っているだけという風情の本。著者が望んで付けたのか、それとも出版社がミスリードを狙って付けたのか判らないが、『東大教授』というタイトルが適当とは思えない代物である。

本書の中で、科学者であることを強調している割には、殆どの東大教授は誠実である等と言った何のデータも裏付けもない様なことを述べたり、東大教授の一員というだけで、東大教授に限らず教授という職を網羅的に且つ総括的捉えている訳でもないにも拘わらず、こういうタイトルの本を出している処など、非常にちぐはぐな印象を受ける。

最期の件で、優秀な学生が東大教授を目指してくれなくなったことを危惧、彼らに向けてこの本を書いたかの様な話が書かれているが、取って付けた感、唐突感が否めない。その問題は教授の定年延長の話、ポスドクの問題等も視野に入れて語るべき話であるものであり、何れにしても、東大教授というだけで様々な利益を享受していることに何の問題意識もない人物が、その問題についてもピント外れで無責任なことを述べているなという印象を受けるだけであった。

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