さまよえる工藝―柳宗悦と近代 の感想
参照データ
タイトル | さまよえる工藝―柳宗悦と近代 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 土田 眞紀 |
販売元 | 草風館 |
JANコード | 9784883231737 |
カテゴリ | ジャンル別 » アート・建築・デザイン » 彫刻・工芸 » 工芸 |
購入者の感想
明治初頭より、「美術」という名称がうまれ、何が「美術」に含まれるのかを改めて問い直したときに、
そこからはじき出された「工芸」という分野。
その近代工芸の様々なジャンル―染色、陶器、漆器、金工・・のなかで富本憲吉、津田青楓、藤井達吉ら
多くの作家が改めて「工芸」のありかたを作品や展覧会などを通して探ってきました。
この本は、その近代工芸について、著者の学芸員生活を通じて書いてきた著作を集めた論考集です。
専門が柳宗悦ということなので、それについての論考が多いですが、私はそれ以外の富本や津田らの
図案、模様について、また1900年のパリ万博以降に問題とされてきた「アール・ヌーヴォー」の意義など
知らないことがたくさんあって大変面白かったです。
そこからはじき出された「工芸」という分野。
その近代工芸の様々なジャンル―染色、陶器、漆器、金工・・のなかで富本憲吉、津田青楓、藤井達吉ら
多くの作家が改めて「工芸」のありかたを作品や展覧会などを通して探ってきました。
この本は、その近代工芸について、著者の学芸員生活を通じて書いてきた著作を集めた論考集です。
専門が柳宗悦ということなので、それについての論考が多いですが、私はそれ以外の富本や津田らの
図案、模様について、また1900年のパリ万博以降に問題とされてきた「アール・ヌーヴォー」の意義など
知らないことがたくさんあって大変面白かったです。