世間胸算用―現代語訳・西鶴 (小学館ライブラリー) の感想
参照データ
タイトル | 世間胸算用―現代語訳・西鶴 (小学館ライブラリー) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 井原 西鶴 |
販売元 | 小学館 |
JANコード | 9784094600278 |
カテゴリ | 古典 » 日本の古典 » 近世文学 » 井原西鶴 |
購入者の感想
この本は17世紀末に出た西鶴最後の本です。
当時は庶民から大名までほとんどの商品を掛けで買い、その支払いは大晦日。
大晦日には「掛け取り」とよばれる集金人が各家に押しかけ、支払う側はあれこれと理由をつけたり雲がくれしたりを、おもしろおかしく書いてあります。
当時の貨幣は純度の高い「金貨や銀貨」が主流であったようです。
何両、何貫、匁等いろいろな量り方、組あわせ方、数え方があったようで、商品や商いの規模でその辺のやりとりに一定の法則があることがわかります。
これは一見かなり煩雑なやり方であり、当時の人の知能の高さが判ります。
また、両替屋(今の銀行に近い)に一定の銀を置いておくと「小切手」が振り出せて、みんなが「残高」以上の小切手を発行しあって何がなんだかわからない内に年も暮れる。というくだりには笑いました。
当時は庶民から大名までほとんどの商品を掛けで買い、その支払いは大晦日。
大晦日には「掛け取り」とよばれる集金人が各家に押しかけ、支払う側はあれこれと理由をつけたり雲がくれしたりを、おもしろおかしく書いてあります。
当時の貨幣は純度の高い「金貨や銀貨」が主流であったようです。
何両、何貫、匁等いろいろな量り方、組あわせ方、数え方があったようで、商品や商いの規模でその辺のやりとりに一定の法則があることがわかります。
これは一見かなり煩雑なやり方であり、当時の人の知能の高さが判ります。
また、両替屋(今の銀行に近い)に一定の銀を置いておくと「小切手」が振り出せて、みんなが「残高」以上の小切手を発行しあって何がなんだかわからない内に年も暮れる。というくだりには笑いました。