算数と国語を同時に伸ばす方法 (教育単行本) の感想
参照データ
タイトル | 算数と国語を同時に伸ばす方法 (教育単行本) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 宮本 哲也 |
販売元 | 小学館 |
JANコード | 9784098401482 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 教育学 » 一般 |
購入者の感想
これは私には達成できないと思い、そのまま古本屋へ。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
かつて子育ての体験者として納得できることが多々あった。
最初の項目「宮本算数教室は教えない教室です」を読んで、よく分かっている指導者だと思った。
なんでも直ぐに方法を教え、その通りにまねさせる指導では、子どもはそれほど伸びないことを著者は悟っている。
普通の指導者は、たとえその悟りを感じていてもなかなか実行できない。
九九の指導でも、直ぐにドリルで暗記させる方法が一時期流行っていたが、4×9を例にあげて、それが含む様々な考え方を理解させる意義を述べておられる部分には感心した。
あと一項目をあげると、「本好きに育てれば、子育ては半分成功」である。この題も素晴らしいが、そこに書いてある読書によって自分の世界が広くなる以下の指摘文に私は感激した。
{実際には学校と家を往復するだけの毎日かもしれませんが、「これ以外の世界もある」「親とは違う生き方もある」「友だちとは違う意見もある」と本の中で確認できていると、外の世界とつながっている分だけ心のスペースは広くなります。}
他者との違いを謙虚に認め合う心があり、「自分の言うことが絶対で、違うことを言う奴はやっつけてやる。コノヤロー!」と言うような困った大人に育たない道しるべを感じたのであった。
最初の項目「宮本算数教室は教えない教室です」を読んで、よく分かっている指導者だと思った。
なんでも直ぐに方法を教え、その通りにまねさせる指導では、子どもはそれほど伸びないことを著者は悟っている。
普通の指導者は、たとえその悟りを感じていてもなかなか実行できない。
九九の指導でも、直ぐにドリルで暗記させる方法が一時期流行っていたが、4×9を例にあげて、それが含む様々な考え方を理解させる意義を述べておられる部分には感心した。
あと一項目をあげると、「本好きに育てれば、子育ては半分成功」である。この題も素晴らしいが、そこに書いてある読書によって自分の世界が広くなる以下の指摘文に私は感激した。
{実際には学校と家を往復するだけの毎日かもしれませんが、「これ以外の世界もある」「親とは違う生き方もある」「友だちとは違う意見もある」と本の中で確認できていると、外の世界とつながっている分だけ心のスペースは広くなります。}
他者との違いを謙虚に認め合う心があり、「自分の言うことが絶対で、違うことを言う奴はやっつけてやる。コノヤロー!」と言うような困った大人に育たない道しるべを感じたのであった。