茨木のり子集 言の葉Ⅰ(全3巻) (ちくま文庫) の感想

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参照データ

タイトル茨木のり子集 言の葉Ⅰ(全3巻) (ちくま文庫)
発売日販売日未定
製作者茨木 のり子
販売元筑摩書房
JANコード9784480427519
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 詩歌 » 詩集

購入者の感想

 親本は2002年、筑摩書房・刊。全3巻。『倚りかからず』のヒットを受けて実現した企画なのだろうが、よくぞやってくれたという感じ。この文庫本を見ても、愛蔵に足る内容だ。第1巻に収録されている内容は、1950〜60年代に刊行された詩集3冊からの抜粋と、その他のエッセイ、戯曲、評伝など。収録の詩集は『対話』(1955年11月、不知火社)、『見えない配達夫』(1958年11月、飯塚書店)、『鎮魂歌』(1965年1月、思潮社)の初期3冊。このうちでは『鎮魂歌』所収の「りゅうりぇんれんの物語」がひときわ強く印象に残った。劉連仁の事件はインデックス類でも遠巻きにされている感じだが、この詩さえあれば、口ずさまれて伝え残されていくだろうと信じられる。また自伝的エッセイの洒脱さとたくましさの両立には目を見張る。同人誌「櫂」について綴った回想記はしみじみと心に残る。

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