イースト・ウィンド の感想

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参照データ

タイトルイースト・ウィンド
発売日2002-09-25
アーティスト菊地雅章
販売元ユニバーサル ミュージック クラシック
JANコード4988005312624
Disc 1 :イースト・ウィンド
グリーン・ダンス
カテゴリジャンル別 » ジャズ・フュージョン » J-ジャズ » ジャズ

購入者の感想

 
 1974年度作品 菊地雅章(p)、日野皓正(tp)、峰厚介(ts)、JUNI BOOTH(b)、ERIC GRAVATT(ds)

 菊地が米国から一時帰国したときに製作されたアルバム。リズム隊に当時マッコイ・タイナー・カルテットのメンバーだった、JUNI BOOTHとウェザー・リポートの初代ドラマーERIC GRAVATTを迎え、フロントは双頭コンボを率いたこともある盟友、日野皓正と菊地雅章セクステットのメンバーだった峰厚介。
 このアルバムの中で特に印象に残るのが峰厚介のプレイ。アルトからテナーに持ち替えて大きくスタイルが変わった。当時のインタビューで菊地雅章は峰の変貌を「やっと実った」と評していたと記憶している。ホント、何かを掴んだに違いない峰のプレイが圧巻だ。アルト時代の印象はあまり強くなく、どちらかというと、持ち替えで吹いていたソプラノの方の印象が強かった。しかし、テナーに持ち替えてここまで変貌するとは。短期間の米国滞在の間に何があったんだろうと思ってしまう。日野皓正もいつものように好調に吹いているが、完全に峰に食われてしまっている。録音に当たって菊地と衝突があったらしい、ドラムのERIC GRAVATTも良い仕事をしている。土着的な感じがするドラムだ。リーダーの菊地も熱いプレイを聴かせてくれる。また、収録されている菊地のオリジナル曲は、当時のマッコイ・タイナーの影響が強く感じられる。マッコイのアルバム『Atlantis』に収録されている「PURSIT」を連想させる。
 洗練されていないが、熱い思いが伝わってくるところがこのアルバムの魅力といえよう。この当時の日本のジャズって良いんだな。 

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