ブルース&ソウル・レコーズ 2015年 04 月号 [雑誌] の感想

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今号のテーマはブルーズと鉄道の関係である。10曲入りの付属CDの解説も入れて20ページほど。この特集には値打ちがある。1916年頃に撮影した、実際に走っていた蒸気機関車の写真、ホーボーの無賃乗車（“ride a blind”）の様子の絵、イリノイ・セントラルの路線図などの他、歌詞の解説がある。私が特に気に入ったのは、鉄道のトンネルを掘る際に岩石に爆薬を仕掛ける作業夫で、ブルーズ曲に取り上げられているジョン・ヘンリーについてのもの。

他にはウィリアム・ベルのインタヴュー、リヴィング・ブルース・ストーリー、チタリン・サーキット最前線、米国南部ツアー・レポート（カラー写真）などが面白かった。

（付記）P.42に「3の3乗の9」とあるが、3の2乗が9であって、3の3乗は27である。このようなミスは筆者以上に編集者の責任である。