人は何で生きるか (トルストイの散歩道) の感想
参照データ
タイトル | 人は何で生きるか (トルストイの散歩道) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | レフ トルストイ |
販売元 | あすなろ書房 |
JANコード | 9784751523810 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » ロシア文学 |
購入者の感想
庶民の生活を舞台にした物語によって、「人は何によって生きているのか」を解き明かしている感動の短編。トルストイの略年譜や、訳者の解説など、豊富な「おまけ」によって、トルストイの真価が解き明かされているのも素敵。読めば、本当にトルストイが好きになり、トルストイにはまってしまいそうになる本。トルストイと向き合って生きた訳者の生き方にも感動を覚える。
「トルストイの散歩道」と称されたシリーズから私のトルストイ探索が始まった。それぞれが100ページ足らずで、字も大きく振り仮名も振ってあったりする。子供でも読めるような内容で大人でも気軽に読める。これは本当にお勧め。
『人は何で生きるか』、『人にはたくさんの土地がいるか』、『愛あるところに神あり』、『二老人』、『イワンの馬鹿』、という五冊がシリーズで、それぞれロシアの民話に由来して、人生で重要なのはなにであるかを考えさせるような内容である。子供に読ませたい本だ。
このシリーズの中で、トルストイは教えてくれた。
「神様はよそに居るのではない。自分の心のうちに神様が宿っているのを見出すのだ。神様がするであろう行動を、私たちがすることによって。」この精神はすべての宗教にも共通する。これが本当の宗教だと思うのです。
訳者の北御門二郎は、トルストイの「人は何で生きるか」という本に出会って、東大英文科を中退し、徴兵を拒否し、農耕生活を始め自給自足の生活を始めた人である。本のあとがきに訳者の娘さんが書いた解説があって、その解説もまた素晴らしい。ぜひ一読してほしいものです。
『人は何で生きるか』、『人にはたくさんの土地がいるか』、『愛あるところに神あり』、『二老人』、『イワンの馬鹿』、という五冊がシリーズで、それぞれロシアの民話に由来して、人生で重要なのはなにであるかを考えさせるような内容である。子供に読ませたい本だ。
このシリーズの中で、トルストイは教えてくれた。
「神様はよそに居るのではない。自分の心のうちに神様が宿っているのを見出すのだ。神様がするであろう行動を、私たちがすることによって。」この精神はすべての宗教にも共通する。これが本当の宗教だと思うのです。
訳者の北御門二郎は、トルストイの「人は何で生きるか」という本に出会って、東大英文科を中退し、徴兵を拒否し、農耕生活を始め自給自足の生活を始めた人である。本のあとがきに訳者の娘さんが書いた解説があって、その解説もまた素晴らしい。ぜひ一読してほしいものです。