数学的・科学的リテラシーの心理学 --子どもの学力はどう高まるか の感想
参照データ
タイトル | 数学的・科学的リテラシーの心理学 --子どもの学力はどう高まるか |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 藤村 宣之 |
販売元 | 有斐閣 |
JANコード | 9784641173880 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 教育学 » 一般 |
購入者の感想
日々児童生徒と接し、子供の気持ちが分かった気になっている40代・50代あたりの先生方、読んだほうがいいです。学力の定義は、産業構造の変化を経て、この日本でも大きく変わろうとしています。社会の求める(役立つ)人材は、すでに昔の学力観では育成できなくなっています。
この本の素晴らしいのは、PISA調査,TIMSS調査,全国学力・学習状況調査などの結果に「教育心理学」の手法を用いて子供たちの「分かる」とはどういうことなのかを研究していることです。また、その手法の限界にも言及され、著者の研究者としての姿勢には賞賛できます。前述の試験(PISAやTIMSS)の点数に踊らされる底の浅い教育論とは一線を画していました。
研究者ではなく、現場の先生方に読んでもらいたい本です。
この本の素晴らしいのは、PISA調査,TIMSS調査,全国学力・学習状況調査などの結果に「教育心理学」の手法を用いて子供たちの「分かる」とはどういうことなのかを研究していることです。また、その手法の限界にも言及され、著者の研究者としての姿勢には賞賛できます。前述の試験(PISAやTIMSS)の点数に踊らされる底の浅い教育論とは一線を画していました。
研究者ではなく、現場の先生方に読んでもらいたい本です。