謹製 釜炊き三昧 3合炊き 21207 の感想

主に、我が家で使っていた電気炊飯器や南部鉄の羽釜と比べて、ということになります。

【気に入った点】
・おいしい！と思う。
厳密にいえば、「格段においしいというわけでもないが、電気炊飯器よりも水加減などに神経を使わなくても、どうやっても失敗しない」ということです。
このお釜の3合炊きのレビューを読んで私も同感したのが、「冷凍したご飯を解凍して食べた時の味が違う！」ということです。確かに炊飯器のご飯よりおいしいです。

・電気炊飯器よりすべてが短時間で済む。
炊飯時間について。
我が家で使っていた電気炊飯器は約1時間かかりました（早炊きコースだと40分程度ですが、かなり味が落ちました）。このお釜は、季節と炊く量にもよりますが（少ないほど、若干早く炊ける）、30分弱で炊けます。強火で5分位、沸騰したら最弱火にして10分、蒸らしは5〜10分。

吸水時間について。
ガスで一気に炊くおかげか、洗米後の吸水も短時間で大丈夫です。急いでいる時は10分程度の吸水でも食べるにはまったく問題ありません。多少固めですが、芯が残るほどではありません。

朝は、前の晩にこのお釜にお米と水入れてコンロにセットしておき、起床と同時に炊き始めます。他の支度をしている間に沸騰するので、そこから弱火にして10分。あっという間に炊けます。
また、外出から帰ってきて、うっかり冷凍ご飯が無くご飯炊きたい！という時にも、電気炊飯器だと洗米→吸水→炊飯→蒸らしで2時間近くかかりましたが、お釜で炊けば、上記の通り、吸水・炊飯が短時間で済むので、40分程度で食べられます。これならおかずの準備にちょうど良い時間です。

・室温が上がらないので夏に助かる。
電気炊飯器は炊けるまでの1時間、台所で水蒸気を出し続けるので蒸し暑いという、恐怖に近いくらいのストレスから解放されました。
もちろんガスコンロを使うことで熱が出ますが、写真の黒い部分（どこかのサイトで見た時は「かまど」と書いてありました）が、銀色の羽釜の下半分を覆っており、熱を逃がしにくい構造になっているため、最初の5分の強火も、私にはそれほど苦痛に感じません。