映画『トラック野郎』大全集 (別冊映画秘宝) の感想

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参照データ

タイトル映画『トラック野郎』大全集 (別冊映画秘宝)
発売日2010-07-23
製作者鈴木 則文
販売元洋泉社
JANコード9784862484680
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購入者の感想

映画の各作品に関するエピソードはなかなか貴重でした。
出来れば、もっとトラック、文太、キンキンの名場面カラーフォトが欲しかった。

僕は学生頃トラック野郎大ファンです。今はもう見られない派手なトラックはカッコいい。

 現在もその人気は衰えを知らず、本作をリアルタイムで知らない若い世代の支持もどんどん獲得し、その人気と評価はウナギ昇りの感のある「トラック野郎」全10作(’75年〜’79年公開)のガイド本。A4版、160P。全10作のあらすじと、監督の鈴木則文による詳細な撮影秘話!、全10作の劇場用ポスター(1作品に1種類ではなく、ヴァージョン違いの数種類が紹介されている)、シリーズ公開当時発売された、レコード、カセットテープ、カレンダー、缶コーヒー、そしてうちわetc.の様々なグッズの写真、チーフADと共同脚本でシリーズの屋台骨を支えた澤井信一郎をはじめとする、スタッフへのインタビュー、さらに当時発売された、文太さんとキンキンのコミカルなイラストのステッカーの復刻が2ページ分と、いたれりつくせりの内容となっている。本書と「トラック野郎風雲録」(鈴木則文著、’10年刊行)をもって「トラック野郎」本の決定版としたい。

 トラック野郎はおそらく松竹の「寅さんシリーズ」に対抗して作られたと思われるが、今になって改めて両作品を観比べてみると、個人的には「トラック野郎シリーズ」の僅差の勝利と言ってしまおう。例えば主演両者の魅力の差。寅さんを演じる渥美清も最初は猥雑でヴァイタリティ溢れる人間として描かれるが、歳をとる毎に煩悩が消えていって、仏さまのような「良い人」になっていく。それに対して文太さんは全編を通じて、豊かな人情味も持ち合わせているものの、融通の利かない、常に欲求不満で煩悩だらけの「脳みそ筋肉男」としても描かれることにより、リアルで複雑な人間像を創出することに成功している。そして相棒の愛川欽也とのコンビネーションが抜群。

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洋泉社から発売された鈴木 則文の映画『トラック野郎』大全集 (別冊映画秘宝)(JAN:9784862484680)の感想と評価
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