作業で語る事例報告: 作業療法レジメの書きかた・考えかた の感想
参照データ
タイトル | 作業で語る事例報告: 作業療法レジメの書きかた・考えかた |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 齋藤 佑樹 |
販売元 | 医学書院 |
JANコード | 9784260019514 |
カテゴリ | 医学・薬学・看護学・歯科学 » 医療関連科学・技術 » リハビリテーション » 作業療法学 |
購入者の感想
「作業療法」が理想とするもの、クライエントにどう寄り添うのかが平易な言葉でわかりやすくまとめてられていて、ストンと腹に落ちました。スタイリッシュなデザインの本なのに静かな優しさを感じる本です。レジュメが充実していて、重宝しています。
学会の楽しみのひとつに、新しい本との出会いがあります。
先日開催されたWFOT2014(第16回世界作業療法士連盟大会)という国際学会で購入しました。学会に参加すると、数冊の専門書を買うことが楽しみです。ネットで簡単に買える時代ですが、実際に手にとってみないと内容はわからず、それなりに高価な本も多いため、各種各様の専門書が展示即売される貴重な機会です。
今回の出会いは、本書でした。
モノクロームの印象的なフォトショットと、これまた印象的なグリーンの帯。これまでの作業療法専門書にはなかった、素晴らしいデザインです。本文中のフォントや色使い、ページの配置や図表の分量まで、相当こだわって作られています。医学書は見かけよりも中身だ、とおっしゃる方も多いかもしれませんが、このこだわりのデザインこそ、本書の中身に通ずると思いました。
まさに、これは「デザイン」なのです。作業療法という一連の治療や、クライアントの健康を維持向上していく介入に関しても、作業療法士とクライアントが一緒になって、クライアントが日々行っていたり、望んでいたり、必要であったりする作業遂行を「デザイン」していくことこそ、非常に大切だということです。
それが、クライアントの人生の文脈であり、作業療法士が提供するサービスの流れと、私は解釈しました。
後半に約30の事例報告集があります。これがタイトルの「レジメの書き方」のほうです。どれも「作業」に焦点を置いて書かれているため、実に納得できる内容になっています。私としては、学生だった頃に実習で行ったり書いたりしたことも含め、臨床に出てからのことも振り返ると、果たして過去にどれほど納得できる内容の仕事をしてくることができたのであろうかと、恥ずかしくなりました。思い起こせば、「作業」にきちんと焦点を置くことができていたのであろうか。でも、それに本書を通して気付けたことは成果です。
先日開催されたWFOT2014(第16回世界作業療法士連盟大会)という国際学会で購入しました。学会に参加すると、数冊の専門書を買うことが楽しみです。ネットで簡単に買える時代ですが、実際に手にとってみないと内容はわからず、それなりに高価な本も多いため、各種各様の専門書が展示即売される貴重な機会です。
今回の出会いは、本書でした。
モノクロームの印象的なフォトショットと、これまた印象的なグリーンの帯。これまでの作業療法専門書にはなかった、素晴らしいデザインです。本文中のフォントや色使い、ページの配置や図表の分量まで、相当こだわって作られています。医学書は見かけよりも中身だ、とおっしゃる方も多いかもしれませんが、このこだわりのデザインこそ、本書の中身に通ずると思いました。
まさに、これは「デザイン」なのです。作業療法という一連の治療や、クライアントの健康を維持向上していく介入に関しても、作業療法士とクライアントが一緒になって、クライアントが日々行っていたり、望んでいたり、必要であったりする作業遂行を「デザイン」していくことこそ、非常に大切だということです。
それが、クライアントの人生の文脈であり、作業療法士が提供するサービスの流れと、私は解釈しました。
後半に約30の事例報告集があります。これがタイトルの「レジメの書き方」のほうです。どれも「作業」に焦点を置いて書かれているため、実に納得できる内容になっています。私としては、学生だった頃に実習で行ったり書いたりしたことも含め、臨床に出てからのことも振り返ると、果たして過去にどれほど納得できる内容の仕事をしてくることができたのであろうかと、恥ずかしくなりました。思い起こせば、「作業」にきちんと焦点を置くことができていたのであろうか。でも、それに本書を通して気付けたことは成果です。